【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期のJR室蘭支線 (東室蘭駅～室蘭駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.7万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +31.5％( +9.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(１年前(2019年)に比べて +46.7％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 29.8年から -19.0 ％減)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 105.1 坪から -7.9 ％減)。平均建物面積は 60.8 坪 (昨年 74.5 坪から -18.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東室蘭駅、御崎駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東室蘭駅で昨年に比べ +66.5 ％、坪単価は 49.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(東室蘭駅)は +66.5 ％(坪単価 +19.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(輪西駅)は -68.4 ％(坪単価 -13.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 29.8 年 → 2020年 24.1 年、-19.0 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 7.1 ％ → 2020年 14.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 35.7 ％ → 2020年 14.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 18.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.1万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +66.5％( +19.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2019年)に比べて +75.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +50.8％( +1.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR室蘭支線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東室蘭駅 | 49.1万/坪 (19.4年/103坪) | 29.5万/坪 (31.5年/106坪) | 24.6万/坪 (30.5年/48.4坪) |
| 輪西駅 | 6.4万/坪 (49.5年/102坪) | 20.2万/坪 (36.5年/121坪) | 63.0万/坪 (12.5年/51.4坪) |
| 御崎駅 | 3.2万/坪 (31.5年/57.5坪) | 2.1万/坪 (39.5年/54.5坪) | 39.2万/坪 (20.5年/96.8坪) |
| 母恋駅 | 39.6万/坪 (20.2年/101坪) | 90.2万/坪 (0.5年/133坪) | 9.4万/坪 (45.5年/66.6坪) |
| 室蘭駅 | 14.6万/坪 (32.0年/59.0坪) | 24.3万/坪 (27.9年/100坪) | 42.7万/坪 (0.5年/254坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東室蘭駅 49.1 万/坪(昨年同期比 +66.5 ％)
東室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.1万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +66.5％( +19.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2019年)に比べて +75.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.4年(昨年 31.5年から -38.6 ％減)。平均土地面積は 103.4 坪 (昨年 105.7 坪から -2.2 ％減)。平均建物面積は 66.1 坪 (昨年 106.3 坪から -37.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 31.5 年 → 2020年 19.4 年、-38.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 42.9 ％ → 2020年 7.7 ％)
輪西駅 6.4 万/坪(昨年同期比 -68.4 ％)
輪西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.4万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -68.4％( -13.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 49.5年(昨年 36.5年から +35.6 ％増)。平均土地面積は 102.1 坪 (昨年 121.0 坪から -15.6 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 60.5 坪から -40.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 36.5 年 → 2020年 49.5 年、+35.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 2.5 分 → 2020年 12.0 分、+380.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示