【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の阪急今津線 (宝塚駅~今津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -2.4%( -2.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 97 件(1年前(2021年)に比べて -10.2%( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 21.7年から +11.0 %増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 49.2 坪から -4.5 %減)。平均建物面積は 39.1 坪 (昨年 44.1 坪から -11.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。宝塚駅、宝塚南口駅、小林駅、仁川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは宝塚南口駅で昨年に比べ +60.4 %、坪単価は 192 万円/坪となった。
上位 2 駅(宝塚南口駅、宝塚駅)は +55.6 %(坪単価 +53.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(今津駅、逆瀬川駅)は -24.7 %(坪単価 -37.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.0 % → 2022年 3.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.2 % → 2022年 11.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 21.7 年 → 2022年 24.1 年、+11.0 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.6 % → 2022年 26.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.5 % → 2022年 30.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宝塚南口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 192万円/坪(58.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +60.4%( +72.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった逆瀬川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.9万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -15.3%( -14.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて +12.5%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
阪急今津線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
宝塚駅 | 101万/坪 (26.8年/54.1坪) | 67.2万/坪 (29.9年/61.3坪) | 94.9万/坪 (23.6年/45.1坪) |
宝塚南口駅 | 192万/坪 (0.8年/40.5坪) | 120万/坪 (25.8年/49.5坪) | 171万/坪 (0.8年/33.3坪) |
逆瀬川駅 | 82.9万/坪 (30.6年/65.1坪) | 97.8万/坪 (21.8年/40.4坪) | 107万/坪 (19.8年/51.6坪) |
小林駅 | 85.8万/坪 (27.2年/33.5坪) | 64.5万/坪 (38.5年/24.4坪) | 66.8万/坪 (30.0年/78.5坪) |
仁川駅 | 154万/坪 (11.3年/65.7坪) | 115万/坪 (23.8年/56.6坪) | 119万/坪 (20.3年/56.0坪) |
甲東園駅 | 147万/坪 (22.6年/49.3坪) | 144万/坪 (17.2年/32.6坪) | 127万/坪 (30.1年/39.6坪) |
門戸厄神駅 | 119万/坪 (38.4年/31.1坪) | 140万/坪 (16.8年/49.6坪) | 126万/坪 (12.8年/56.3坪) |
西宮北口駅 | 146万/坪 (19.0年/34.9坪) | 164万/坪 (15.9年/47.9坪) | 137万/坪 (10.5年/46.5坪) |
阪神国道駅 | 132万/坪 (12.3年/28.0坪) | - | 139万/坪 (0.8年/21.2坪) |
今津駅 | 115万/坪 (32.0年/24.2坪) | 174万/坪 (24.8年/162坪) | 40.7万/坪 (46.8年/12.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宝塚南口駅 191.9 万/坪(昨年同期比 +60.4 %)
宝塚南口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 192万円/坪(58.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +60.4%( +72.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.8年(昨年 25.8年から -97.1 %減)。平均土地面積は 40.5 坪 (昨年 49.5 坪から -18.2 %減)。平均建物面積は 32.1 坪 (昨年 65.0 坪から -50.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 25.8 年 → 2022年 0.8 年、-97.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 12.5 分 → 2022年 7.2 分、-42.4 %と大きく減少)
宝塚駅 101.4 万/坪(昨年同期比 +50.9 %)
宝塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +50.9%( +34.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 29.9年から -10.5 %減)。平均土地面積は 54.1 坪 (昨年 61.3 坪から -11.7 %減)。平均建物面積は 33.7 坪 (昨年 37.1 坪から -9.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 29.9 年 → 2022年 26.8 年、-10.5 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 11.7 分 → 2022年 13.0 分、+11.0 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 % → 2022年 33.3 %)
今津駅 114.7 万/坪(昨年同期比 -34.0 %)
今津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -34.0%( -59.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 24.8年から +29.1 %増)。平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 162.3 坪から -85.1 %減)。平均建物面積は 42.7 坪 (昨年 107.9 坪から -60.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.0 分 → 2022年 6.2 分、-31.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.8 年 → 2022年 32.0 年、+29.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 40.0 %)
逆瀬川駅 82.9 万/坪(昨年同期比 -15.3 %)
逆瀬川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.9万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -15.3%( -14.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて +12.5%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 30.6年(昨年 21.8年から +39.9 %増)。平均土地面積は 65.1 坪 (昨年 40.4 坪から +61.3 %増)。平均建物面積は 44.7 坪 (昨年 32.0 坪から +39.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.8 年 → 2022年 30.6 年、+39.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.3 分 → 2022年 18.5 分、+63.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 44.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示