【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の能勢電鉄日生線 (山下駅～日生中央駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.4万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +15.3％( +7.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 86 件(１年前(2020年)に比べて +75.5％( +37件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.9年(昨年 26.7年から -3.0 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 83.6 坪から -27.6 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 35.2 坪から -1.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。日生中央駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは日生中央駅で昨年に比べ +38.9 ％、坪単価は 57.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(日生中央駅)は +38.9 ％(坪単価 +16.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(山下駅)は -31.9 ％(坪単価 -19.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 38.8 分 → 2021年 20.4 分、-47.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.1 ％ → 2021年 14.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.4 ％ → 2021年 14.1 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 8.2 ％ → 2021年 5.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日生中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +38.9％( +16.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 61 件(１年前(2020年)に比べて +60.5％( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.7万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -31.9％( -19.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 25 件(１年前(2020年)に比べて +127.3％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 能勢電鉄日生線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 山下駅 | 40.7万/坪 (33.5年/43.7坪) | 59.8万/坪 (21.3年/65.7坪) | 71.7万/坪 (16.1年/54.1坪) |
| 日生中央駅 | 57.4万/坪 (22.8年/67.4坪) | 41.3万/坪 (28.3年/88.8坪) | 45.0万/坪 (25.8年/80.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日生中央駅 57.4 万/坪(昨年同期比 +38.9 ％)
日生中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +38.9％( +16.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 61 件(１年前(2020年)に比べて +60.5％( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 28.3年から -19.6 ％減)。平均土地面積は 67.4 坪 (昨年 88.8 坪から -24.0 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 35.5 坪から +2.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 28.3 年 → 2021年 22.8 年、-19.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 47.3 分 → 2021年 26.2 分、-44.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.6 ％ → 2021年 13.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 21.1 ％ → 2021年 8.3 ％)
山下駅 40.7 万/坪(昨年同期比 -31.9 ％)
山下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.7万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -31.9％( -19.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 25 件(１年前(2020年)に比べて +127.3％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.5年(昨年 21.3年から +57.4 ％増)。平均土地面積は 43.7 坪 (昨年 65.7 坪から -33.5 ％減)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 34.0 坪から -7.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 ％ → 2021年 16.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.3 年 → 2021年 33.5 年、+57.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 45.5 ％ → 2021年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示