【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の神戸電鉄三田線 (有馬口駅~三田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.6万円/坪(21.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +1.2%( +0.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 48 件(1年前(2021年)に比べて -15.8%( -9件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 18.2年(昨年 21.6年から -15.8 %減)。平均土地面積は 82.9 坪 (昨年 65.6 坪から +26.3 %増)。平均建物面積は 52.6 坪 (昨年 41.5 坪から +26.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。岡場駅、横山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは三田本町駅で昨年に比べ +433.3 %、坪単価は 132 万円/坪となった。
上位 2 駅(三田本町駅、横山駅)は +260.9 %(坪単価 +77.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(有馬口駅、三田駅)は -47.0 %(坪単価 -32.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 21.6 年 → 2022年 18.2 年、-15.8 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.6 % → 2022年 28.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 % → 2022年 28.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 22.2 分 → 2022年 25.7 分、+15.4 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 13.2 % → 2022年 4.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三田本町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +433.3%( +107.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった有馬口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.1万円/坪(7.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -68.1%( -51.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
神戸電鉄三田線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
有馬口駅 | 24.1万/坪 (41.0年/33.3坪) | 75.6万/坪 (7.0年/30.3坪) | - |
五社駅 | 94.3万/坪 (10.8年/57.2坪) | 96.7万/坪 (15.3年/66.2坪) | 46.3万/坪 (23.2年/78.9坪) |
岡場駅 | 76.0万/坪 (22.0年/64.5坪) | 54.6万/坪 (27.5年/73.2坪) | 74.0万/坪 (19.6年/67.4坪) |
田尾寺駅 | 66.7万/坪 (18.6年/75.3坪) | 77.5万/坪 (12.0年/52.9坪) | 35.2万/坪 (26.2年/72.6坪) |
二郎駅 | - | - | 59.2万/坪 (1.0年/30.3坪) |
道場南口駅 | 62.7万/坪 (18.8年/56.9坪) | - | 90.3万/坪 (0.4年/48.4坪) |
神鉄道場駅 | 93.1万/坪 (8.3年/56.0坪) | 111万/坪 (1.7年/52.4坪) | 97.8万/坪 (0.4年/50.2坪) |
横山駅 | 103万/坪 (7.0年/484坪) | 54.6万/坪 (32.8年/66.6坪) | 72.7万/坪 (46.0年/185坪) |
三田本町駅 | 132万/坪 (1.0年/49.9坪) | 24.8万/坪 (51.0年/25.7坪) | 51.3万/坪 (46.0年/89.2坪) |
三田駅 | 40.5万/坪 (27.5年/115坪) | 54.7万/坪 (28.0年/77.1坪) | 31.7万/坪 (27.0年/144坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三田本町駅 132.2 万/坪(昨年同期比 +433.3 %)
三田本町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +433.3%( +107.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 1.0年(昨年 51.0年から -98.0 %減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 25.7 坪から +94.1 %増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 36.3 坪から -4.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 51.0 年 → 2022年 1.0 年、-98.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
横山駅 102.8 万/坪(昨年同期比 +88.4 %)
横山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +88.4%( +48.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.0年(昨年 32.8年から -78.7 %減)。平均土地面積は 484.0 坪 (昨年 66.6 坪から +627.3 %増)。平均建物面積は 544.5 坪 (昨年 43.5 坪から +1152.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 32.8 年 → 2022年 7.0 年、-78.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 9.6 分 → 2022年 11.0 分、+14.6 %と増加)
有馬口駅 24.1 万/坪(昨年同期比 -68.1 %)
有馬口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.1万円/坪(7.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -68.1%( -51.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 41.0年(昨年 7.0年から +485.6 %増)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 30.3 坪から +10.0 %増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 21.2 坪から +21.4 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 7.0 年 → 2022年 41.0 年、+485.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 10.0 分、+100.0 %と大きく増加)
三田駅 40.5 万/坪(昨年同期比 -26.0 %)
三田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.5万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -26.0%( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて -8.3%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 28.0年から -1.8 %減)。平均土地面積は 115.1 坪 (昨年 77.1 坪から +49.2 %増)。平均建物面積は 57.6 坪 (昨年 47.0 坪から +22.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 20.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 40.5 分 → 2022年 48.7 分、+20.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 27.3 % → 2022年 11.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示