【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の叡山電鉄鞍馬線 (宝ケ池駅~鞍馬駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +1.0%( +1.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2021年)に比べて +4.2%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 19.2年から +26.5 %増)。平均土地面積は 76.8 坪 (昨年 47.2 坪から +62.8 %増)。平均建物面積は 41.7 坪 (昨年 28.1 坪から +48.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。木野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは木野駅で昨年に比べ +47.5 %、坪単価は 241 万円/坪となった。
上位 2 駅(木野駅、市原駅)は +32.4 %(坪単価 +44.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(京都精華大前駅、二軒茶屋駅)は -36.5 %(坪単価 -47.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.7 % → 2022年 28.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 23.8 % → 2022年 23.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.2 年 → 2022年 24.3 年、+26.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 12.2 分 → 2022年 16.8 分、+37.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 19.0 % → 2022年 33.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.1 % → 2022年 14.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 241万円/坪(72.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +47.5%( +77.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった京都精華大前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.7万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -65.7%( -89.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
叡山電鉄鞍馬線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
宝ケ池駅 | 101万/坪 (22.4年/31.8坪) | 97.0万/坪 (31.4年/21.7坪) | - |
八幡前駅 | 117万/坪 (32.0年/75.3坪) | 106万/坪 (33.8年/45.4坪) | - |
岩倉駅 | 132万/坪 (14.3年/121坪) | 128万/坪 (14.1年/44.9坪) | 126万/坪 (7.4年/46.3坪) |
木野駅 | 241万/坪 (0.8年/55.2坪) | 163万/坪 (1.8年/37.8坪) | - |
京都精華大前駅 | 46.7万/坪 (24.8年/30.3坪) | 136万/坪 (-0.25年/50.7坪) | - |
二軒茶屋駅 | 77.4万/坪 (32.2年/78.3坪) | 83.4万/坪 (31.8年/68.6坪) | 84.8万/坪 (21.1年/40.3坪) |
市原駅 | 75.4万/坪 (25.0年/48.0坪) | 64.3万/坪 (16.5年/54.8坪) | - |
二ノ瀬駅 | - | - | - |
貴船口駅 | - | - | - |
鞍馬駅 | 51.7万/坪 (0年/242坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
木野駅 240.6 万/坪(昨年同期比 +47.5 %)
木野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 241万円/坪(72.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +47.5%( +77.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.8年(昨年 1.8年から -57.0 %減)。平均土地面積は 55.2 坪 (昨年 37.8 坪から +46.0 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 22.7 坪から +33.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 1.8 年 → 2022年 0.8 年、-57.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 50.0 %)
市原駅 75.4 万/坪(昨年同期比 +17.2 %)
市原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.4万円/坪(22.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +17.2%( +11.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 16.5年から +51.5 %増)。平均土地面積は 48.0 坪 (昨年 54.8 坪から -12.3 %減)。平均建物面積は 27.6 坪 (昨年 31.5 坪から -12.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 11.6 分 → 2022年 8.8 分、-24.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.5 年 → 2022年 25.0 年、+51.5 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 25.0 %)
京都精華大前駅 46.7 万/坪(昨年同期比 -65.7 %)
京都精華大前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.7万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -65.7%( -89.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 -0.2年から -10145.6 %減)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 50.7 坪から -40.3 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 28.7 坪から -10.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 -0.2 年 → 2022年 24.8 年、-10145.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.5 分 → 2022年 11.0 分、+46.7 %と大きく増加)
二軒茶屋駅 77.4 万/坪(昨年同期比 -7.2 %)
二軒茶屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.4万円/坪(23.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -7.2%( -6.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.2年(昨年 31.8年から +1.3 %増)。平均土地面積は 78.3 坪 (昨年 68.6 坪から +14.3 %増)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 34.3 坪から +63.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 60.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.7 分 → 2022年 24.0 分、+176.9 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 20.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示