【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期のJR山陰本線 (東浜駅～米子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +24.7％( +2.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 96 件(１年前(2023年)に比べて -30.9％( -43件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 94.5 坪 (昨年 114.7 坪から -17.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。鳥取駅、湖山駅、赤碕駅、淀江駅、伯耆大山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは伯耆大山駅で昨年に比べ +72.2 ％、坪単価は 10.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(伯耆大山駅、赤碕駅)は +69.9 ％(坪単価 +3.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(青谷駅、下北条駅)は -67.7 ％(坪単価 -3.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 ％ → 2024年 2.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった湖山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.4万円/坪(6.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +61.7％( +8.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった青谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -68.2％( -3.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR山陰本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東浜駅 | - | - | - |
| 岩美駅 | 2.5万/坪 (90.8坪) | - | 4.9万/坪 (92.3坪) |
| 大岩駅 | - | 2.8万/坪 (52.9坪) | 6.1万/坪 (37.8坪) |
| 福部駅 | 4.9万/坪 (46.9坪) | 4.3万/坪 (106坪) | - |
| 鳥取駅 | 20.1万/坪 (81.2坪) | 15.9万/坪 (92.9坪) | 17.2万/坪 (80.5坪) |
| 湖山駅 | 22.4万/坪 (44.6坪) | 13.9万/坪 (125坪) | 15.9万/坪 (67.7坪) |
| 鳥取大学前駅 | - | 8.3万/坪 (68.8坪) | 11.4万/坪 (49.9坪) |
| 末恒駅 | - | 11.2万/坪 (78.7坪) | 9.8万/坪 (81.7坪) |
| 宝木駅 | - | - | - |
| 浜村駅 | 3.6万/坪 (61.5坪) | 4.3万/坪 (108坪) | 6.0万/坪 (126坪) |
| 青谷駅 | 1.4万/坪 (34.8坪) | 4.5万/坪 (90.8坪) | 0.8万/坪 (203坪) |
| 泊駅 | 4.2万/坪 (78.7坪) | - | - |
| 松崎駅 | - | 6.3万/坪 (49.9坪) | 4.4万/坪 (172坪) |
| 倉吉駅 | 7.3万/坪 (133坪) | 8.4万/坪 (97.8坪) | 7.6万/坪 (133坪) |
| 下北条駅 | 2.3万/坪 (126坪) | 6.9万/坪 (188坪) | 6.8万/坪 (225坪) |
| 由良駅 | - | 3.4万/坪 (206坪) | 3.7万/坪 (252坪) |
| 浦安駅 | 4.9万/坪 (163坪) | 6.5万/坪 (69.6坪) | 1.7万/坪 (139坪) |
| 八橋駅 | - | 2.7万/坪 (67.3坪) | - |
| 赤碕駅 | 4.3万/坪 (52.2坪) | 2.6万/坪 (170坪) | 2.0万/坪 (39.3坪) |
| 中山口駅 | 0.7万/坪 (24.2坪) | - | 1.5万/坪 (236坪) |
| 下市駅 | - | - | - |
| 御来屋駅 | - | 0.25万/坪 (39.3坪) | - |
| 名和駅 | - | - | - |
| 大山口駅 | - | - | 1.5万/坪 (36.3坪) |
| 淀江駅 | 7.9万/坪 (59.5坪) | 5.1万/坪 (113坪) | 6.1万/坪 (115坪) |
| 伯耆大山駅 | 10.1万/坪 (50.3坪) | 5.8万/坪 (109坪) | 7.0万/坪 (233坪) |
| 東山公園駅 | - | 9.4万/坪 (212坪) | 9.1万/坪 (99.8坪) |
| 米子駅 | 8.8万/坪 (115坪) | 12.2万/坪 (156坪) | 11.7万/坪 (118坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伯耆大山駅 10.1 万/坪(昨年同期比 +72.2 ％)
伯耆大山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +72.2％( +4.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 50.3 坪 (昨年 108.9 坪から -53.8 ％減)。
赤碕駅 4.3 万/坪(昨年同期比 +67.6 ％)
赤碕駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.3万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +67.6％( +1.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 170.0 坪から -69.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 20.6 分 → 2024年 18.0 分、-12.8 ％と減少)
青谷駅 1.4 万/坪(昨年同期比 -68.2 ％)
青谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -68.2％( -3.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 90.8 坪から -61.7 ％減)。
下北条駅 2.3 万/坪(昨年同期比 -67.2 ％)
下北条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -67.2％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 126.0 坪 (昨年 187.6 坪から -32.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 23.0 分 → 2024年 19.0 分、-17.4 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示