【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の北しなの線 (長野駅~黒姫駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.5万円/坪(5.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +43.6%( +5.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(1年前(2021年)に比べて -37.7%( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 131.6 坪 (昨年 131.6 坪から +0.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。長野駅、北長野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは黒姫駅で昨年に比べ +178.4 %、坪単価は 0.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(黒姫駅、北長野駅)は +111.0 %(坪単価 +4.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(牟礼駅、三才駅)は -68.7 %(坪単価 -7.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 52.5 分 → 2022年 40.0 分、-23.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.3 % → 2022年 2.6 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北長野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.1万円/坪(7.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +43.7%( +7.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒姫駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.25万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +178.4%( +0.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -83.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
北しなの線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
長野駅 | 21.8万/坪 (144坪) | 15.6万/坪 (132坪) | 23.8万/坪 (106坪) |
北長野駅 | 25.1万/坪 (83.2坪) | 17.4万/坪 (45.4坪) | 19.0万/坪 (88.3坪) |
三才駅 | 5.8万/坪 (65.8坪) | 17.4万/坪 (48.0坪) | 20.4万/坪 (59.0坪) |
豊野駅 | 7.8万/坪 (224坪) | 6.6万/坪 (150坪) | 5.1万/坪 (40.8坪) |
牟礼駅 | 1.0万/坪 (66.6坪) | 3.4万/坪 (145坪) | 2.1万/坪 (186坪) |
古間駅 | - | - | - |
黒姫駅 | 0.8万/坪 (115坪) | 0.30万/坪 (167坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
黒姫駅 0.8 万/坪(昨年同期比 +178.4 %)
黒姫駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.25万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +178.4%( +0.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -83.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 167.5 坪から -31.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 76.7 分 → 2022年 37.0 分、-51.7 %と大きく減少)
北長野駅 25.1 万/坪(昨年同期比 +43.7 %)
北長野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.1万円/坪(7.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +43.7%( +7.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 45.4 坪から +83.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.0 分 → 2022年 18.5 分、+23.3 %と大きく増加)
牟礼駅 1.0 万/坪(昨年同期比 -70.8 %)
牟礼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -70.8%( -2.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 145.2 坪から -54.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 25.0 分 → 2022年 20.0 分、-20.0 %と大きく減少)
三才駅 5.8 万/坪(昨年同期比 -66.7 %)
三才駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -66.7%( -11.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 48.0 坪から +37.0 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.8 分 → 2022年 26.2 分、+355.7 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示