【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年4月〜6月期の北しなの線 (長野駅~黒姫駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.1万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -23.8%( -4.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 53 件(1年前(2020年)に比べて +29.3%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 121.8 坪 (昨年 80.1 坪から +52.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。北長野駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは豊野駅で昨年に比べ -45.2 %、坪単価は 6.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(牟礼駅、三才駅)は +68.2 %(坪単価 +0.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(豊野駅、古間駅)は -35.2 %(坪単価 -3.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 29.0 分 → 2021年 32.3 分、+11.5 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 9.8 % → 2021年 7.5 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北長野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.4万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -14.3%( -3.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった古間駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -25.2%( -0.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
北しなの線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
長野駅 | 15.2万/坪 (106坪) | 19.6万/坪 (69.0坪) | 14.3万/坪 (107坪) |
北長野駅 | 20.4万/坪 (79.7坪) | 23.9万/坪 (64.7坪) | 22.6万/坪 (56.7坪) |
三才駅 | 20.2万/坪 (62.0坪) | 20.2万/坪 (58.6坪) | 14.6万/坪 (56.3坪) |
豊野駅 | 6.6万/坪 (97.6坪) | 12.0万/坪 (49.4坪) | 11.0万/坪 (76.1坪) |
牟礼駅 | 2.0万/坪 (125坪) | 0.9万/坪 (278坪) | 4.2万/坪 (106坪) |
古間駅 | 1.5万/坪 (237坪) | 2.0万/坪 (172坪) | 0.6万/坪 (160坪) |
黒姫駅 | 0.3万/坪 (338坪) | - | 0.4万/坪 (136坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
牟礼駅 2.0 万/坪(昨年同期比 +136.2 %)
牟礼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.0万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +136.2%( +1.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 124.8 坪 (昨年 278.3 坪から -55.2 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 25.0 分 → 2021年 37.2 分、+49.0 %と大きく増加)
三才駅 20.2 万/坪(昨年同期比 +0.1 %)
三才駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.2万円/坪(6.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +0.1%( +0.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 58.6 坪から +5.8 %増)。
豊野駅 6.6 万/坪(昨年同期比 -45.2 %)
豊野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.6万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -45.2%( -5.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 97.6 坪 (昨年 49.4 坪から +97.4 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 11.3 分 → 2021年 14.0 分、+23.5 %と大きく増加)
古間駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -25.2 %)
古間駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -25.2%( -0.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 237.5 坪 (昨年 172.4 坪から +37.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.7 分 → 2021年 6.0 分、-52.6 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示