【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期のJR水郡線 (水戸駅～常陸太田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -8.9％( -0.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 161 件(１年前(2023年)に比べて -48.6％( -152件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 140.0 坪 (昨年 155.7 坪から -10.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。常陸津田駅、下菅谷駅、中菅谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南酒出駅で昨年に比べ +133.9 ％、坪単価は 2.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(南酒出駅、玉川村駅)は +130.7 ％(坪単価 +1.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(常陸太田駅、谷河原駅)は -67.1 ％(坪単価 -2.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 37.7 分 → 2024年 41.8 分、+11.0 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.2 ％ → 2024年 2.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中菅谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.0万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +71.8％( +5.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった額田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.22万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -32.5％( -0.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR水郡線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 水戸駅 | 10.0万/坪 (138坪) | 11.9万/坪 (137坪) | 13.0万/坪 (111坪) |
| 常陸青柳駅 | - | - | - |
| 常陸津田駅 | 6.7万/坪 (81.7坪) | 4.9万/坪 (92.3坪) | 3.0万/坪 (258坪) |
| 後台駅 | 2.6万/坪 (101坪) | 2.3万/坪 (152坪) | 3.6万/坪 (163坪) |
| 下菅谷駅 | 10.2万/坪 (78.7坪) | 5.7万/坪 (114坪) | 8.1万/坪 (100坪) |
| 中菅谷駅 | 14.0万/坪 (64.3坪) | 8.1万/坪 (204坪) | 10.7万/坪 (153坪) |
| 上菅谷駅 | 3.8万/坪 (146坪) | 6.2万/坪 (150坪) | 6.5万/坪 (104坪) |
| 常陸鴻巣駅 | - | 0.26万/坪 (246坪) | - |
| 瓜連駅 | 2.7万/坪 (135坪) | 2.9万/坪 (148坪) | 2.4万/坪 (102坪) |
| 静駅 | - | 2.7万/坪 (83.2坪) | 1.0万/坪 (160坪) |
| 常陸大宮駅 | 4.7万/坪 (120坪) | 5.5万/坪 (165坪) | 4.3万/坪 (98.2坪) |
| 玉川村駅 | 0.9万/坪 (87.7坪) | 0.4万/坪 (301坪) | 0.4万/坪 (248坪) |
| 野上原駅 | - | 0.03万/坪 (182坪) | 1.5万/坪 (116坪) |
| 山方宿駅 | 1.2万/坪 (224坪) | 1.7万/坪 (272坪) | 0.5万/坪 (140坪) |
| 中舟生駅 | - | - | - |
| 下小川駅 | - | 0.7万/坪 (24.2坪) | - |
| 西金駅 | - | - | - |
| 上小川駅 | - | 1.7万/坪 (68.1坪) | 0.9万/坪 (209坪) |
| 袋田駅 | - | 0.4万/坪 (233坪) | 0.8万/坪 (39.3坪) |
| 常陸大子駅 | 2.4万/坪 (96.8坪) | 2.0万/坪 (209坪) | 1.0万/坪 (149坪) |
| 下野宮駅 | - | 0.9万/坪 (90.8坪) | 0.5万/坪 (278坪) |
| 南酒出駅 | 2.8万/坪 (151坪) | 1.2万/坪 (368坪) | - |
| 額田駅 | 0.7万/坪 (287坪) | 1.1万/坪 (330坪) | 3.0万/坪 (224坪) |
| 河合駅 | 4.6万/坪 (49.9坪) | - | 0.19万/坪 (59.0坪) |
| 谷河原駅 | 1.7万/坪 (209坪) | 4.5万/坪 (156坪) | 1.2万/坪 (159坪) |
| 常陸太田駅 | 1.1万/坪 (163坪) | 3.8万/坪 (181坪) | 2.3万/坪 (201坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南酒出駅 2.8 万/坪(昨年同期比 +133.9 ％)
南酒出駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +133.9％( +1.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 367.5 坪から -58.8 ％減)。
玉川村駅 0.9 万/坪(昨年同期比 +127.5 ％)
玉川村駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.9万円/坪(0.29万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +127.5％( +0.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 301.0 坪から -70.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 105.0 分 → 2024年 120.0 分、+14.3 ％と増加)
常陸太田駅 1.1 万/坪(昨年同期比 -72.0 ％)
常陸太田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -72.0％( -2.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -69.4％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 163.1 坪 (昨年 180.9 坪から -9.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 56.2 分 → 2024年 44.9 分、-20.0 ％と大きく減少)
谷河原駅 1.7 万/坪(昨年同期比 -62.2 ％)
谷河原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -62.2％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 208.7 坪 (昨年 155.8 坪から +34.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.5 分 → 2024年 19.7 分、+27.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示