【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期の小田急小田原線 (登戸駅～小田原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.6万円/坪(12.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -6.6％( -2.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 66 件(１年前(2023年)に比べて -60.5％( -101件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 85.7 坪 (昨年 79.5 坪から +7.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。相模大野駅、座間駅、海老名駅、秦野駅、新松田駅、足柄駅、小田原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは柿生駅で昨年に比べ +243.9 ％、坪単価は 96.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(柿生駅、足柄駅)は +169.4 ％(坪単価 +42.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(伊勢原駅、本厚木駅)は -43.3 ％(坪単価 -19.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.6 ％ → 2024年 7.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった相模大野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 100万円/坪(30.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +40.6％( +28.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった渋沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -32.8％( -6.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて -23.1％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 小田急小田原線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 登戸駅 | - | - | - |
| 向ケ丘遊園駅 | - | 352万/坪 (25.0坪) | 228万/坪 (34.0坪) |
| 生田駅 | 48.6万/坪 (145坪) | 71.6万/坪 (39.3坪) | 49.7万/坪 (76.8坪) |
| 読売ランド前駅 | 80.8万/坪 (40.8坪) | 70.7万/坪 (43.9坪) | 38.6万/坪 (198坪) |
| 百合ケ丘駅 | - | 98.6万/坪 (38.3坪) | - |
| 新百合ケ丘駅 | 80.1万/坪 (59.5坪) | 80.4万/坪 (49.2坪) | 73.9万/坪 (51.4坪) |
| 柿生駅 | 96.3万/坪 (69.6坪) | 28.0万/坪 (41.3坪) | 77.0万/坪 (69.6坪) |
| 相模大野駅 | 100万/坪 (41.6坪) | 71.3万/坪 (154坪) | 95.4万/坪 (34.1坪) |
| 小田急相模原駅 | 56.2万/坪 (64.3坪) | 68.0万/坪 (78.8坪) | 62.2万/坪 (36.3坪) |
| 相武台前駅 | 68.1万/坪 (49.9坪) | 65.5万/坪 (43.7坪) | 83.1万/坪 (109坪) |
| 座間駅 | 79.3万/坪 (27.2坪) | 55.4万/坪 (45.8坪) | 61.3万/坪 (80.2坪) |
| 海老名駅 | 55.1万/坪 (45.4坪) | 41.9万/坪 (110坪) | 54.1万/坪 (79.0坪) |
| 厚木駅 | 41.2万/坪 (172坪) | - | - |
| 本厚木駅 | 19.6万/坪 (213坪) | 29.4万/坪 (79.7坪) | 32.3万/坪 (84.5坪) |
| 愛甲石田駅 | 44.1万/坪 (49.9坪) | 42.4万/坪 (71.1坪) | 43.1万/坪 (38.9坪) |
| 伊勢原駅 | 24.8万/坪 (48.4坪) | 53.1万/坪 (99.5坪) | 43.7万/坪 (78.6坪) |
| 鶴巻温泉駅 | - | 30.8万/坪 (107坪) | 29.0万/坪 (75.6坪) |
| 東海大学前駅 | - | 27.9万/坪 (52.2坪) | 23.3万/坪 (123坪) |
| 秦野駅 | 33.7万/坪 (42.4坪) | 19.5万/坪 (89.7坪) | 20.2万/坪 (153坪) |
| 渋沢駅 | 13.2万/坪 (92.0坪) | 19.7万/坪 (110坪) | 19.3万/坪 (116坪) |
| 新松田駅 | 28.9万/坪 (48.4坪) | 23.0万/坪 (53.7坪) | 17.3万/坪 (59.4坪) |
| 開成駅 | 35.1万/坪 (87.1坪) | 31.2万/坪 (66.6坪) | 31.6万/坪 (54.5坪) |
| 栢山駅 | - | 31.4万/坪 (101坪) | 18.2万/坪 (30.3坪) |
| 富水駅 | - | 17.0万/坪 (112坪) | 17.9万/坪 (70.7坪) |
| 螢田駅 | - | 19.7万/坪 (73.4坪) | 26.1万/坪 (57.5坪) |
| 足柄駅 | 32.9万/坪 (91.1坪) | 16.9万/坪 (155坪) | 44.1万/坪 (40.8坪) |
| 小田原駅 | 56.8万/坪 (74.1坪) | 44.1万/坪 (55.0坪) | 108万/坪 (172坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
柿生駅 96.3 万/坪(昨年同期比 +243.9 ％)
柿生駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.3万円/坪(29.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +243.9％( +68.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 41.3 坪から +68.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.3 分 → 2024年 13.0 分、-29.1 ％と大きく減少)
足柄駅 32.9 万/坪(昨年同期比 +94.9 ％)
足柄駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.9万円/坪(10.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +94.9％( +16.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 91.1 坪 (昨年 154.9 坪から -41.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.6 分 → 2024年 16.2 分、-21.1 ％と大きく減少)
伊勢原駅 24.8 万/坪(昨年同期比 -53.4 ％)
伊勢原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -53.4％( -28.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 99.5 坪から -51.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.8 分 → 2024年 24.4 分、+45.2 ％と大きく増加)
本厚木駅 19.6 万/坪(昨年同期比 -33.2 ％)
本厚木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.6万円/坪(5.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -33.2％( -9.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -72.4％( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 213.3 坪 (昨年 79.7 坪から +167.7 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示