【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜3月期の小田急小田原線 (登戸駅～小田原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.0万円/坪(13.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +0.6％( +0.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 254 件(１年前(2020年)に比べて +28.9％( +57件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 82.1 坪 (昨年 81.9 坪から +0.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 13 駅。ほとんどの駅において下落した。登戸駅、向ケ丘遊園駅、柿生駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは栢山駅で昨年に比べ +376.8 ％、坪単価は 7.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(栢山駅、向ケ丘遊園駅)は +232.6 ％(坪単価 +43.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(百合ケ丘駅、座間駅)は -54.4 ％(坪単価 -39.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.0 ％ → 2021年 4.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 25.0 分 → 2021年 28.8 分、+15.1 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった登戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 197万円/坪(59.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +47.5％( +63.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった栢山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +376.8％( +6.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 小田急小田原線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 登戸駅 | 197万/坪 (19.4坪) | 134万/坪 (49.5坪) | - |
| 向ケ丘遊園駅 | 172万/坪 (37.1坪) | 91.1万/坪 (32.5坪) | - |
| 生田駅 | 54.7万/坪 (54.2坪) | - | 97.5万/坪 (44.9坪) |
| 読売ランド前駅 | - | 46.6万/坪 (88.7坪) | 49.6万/坪 (89.2坪) |
| 百合ケ丘駅 | 38.7万/坪 (142坪) | 86.3万/坪 (90.8坪) | 36.3万/坪 (46.9坪) |
| 新百合ケ丘駅 | 53.9万/坪 (70.0坪) | 84.5万/坪 (58.1坪) | 85.1万/坪 (57.2坪) |
| 柿生駅 | 59.7万/坪 (145坪) | 40.5万/坪 (120坪) | - |
| 相模大野駅 | 71.7万/坪 (60.2坪) | 86.4万/坪 (146坪) | 85.5万/坪 (39.1坪) |
| 小田急相模原駅 | 58.9万/坪 (53.7坪) | 108万/坪 (77.4坪) | 75.5万/坪 (58.5坪) |
| 相武台前駅 | 56.6万/坪 (38.6坪) | 63.6万/坪 (40.1坪) | 59.5万/坪 (30.3坪) |
| 座間駅 | 26.9万/坪 (55.0坪) | 58.1万/坪 (33.3坪) | 32.7万/坪 (81.3坪) |
| 海老名駅 | 46.7万/坪 (61.0坪) | 41.3万/坪 (60.6坪) | 41.4万/坪 (86.0坪) |
| 厚木駅 | 72.4万/坪 (31.8坪) | - | 84.3万/坪 (30.3坪) |
| 本厚木駅 | 37.3万/坪 (101坪) | 35.3万/坪 (77.2坪) | 27.6万/坪 (86.1坪) |
| 愛甲石田駅 | 27.4万/坪 (72.8坪) | 37.8万/坪 (89.9坪) | 30.3万/坪 (165坪) |
| 伊勢原駅 | 25.1万/坪 (82.2坪) | 31.9万/坪 (51.7坪) | 29.4万/坪 (105坪) |
| 鶴巻温泉駅 | 21.9万/坪 (104坪) | 22.3万/坪 (100坪) | 22.0万/坪 (234坪) |
| 東海大学前駅 | 26.0万/坪 (49.9坪) | 27.6万/坪 (75.2坪) | 30.2万/坪 (117坪) |
| 秦野駅 | 18.5万/坪 (85.8坪) | 16.2万/坪 (113坪) | 25.7万/坪 (140坪) |
| 渋沢駅 | 19.2万/坪 (122坪) | 21.7万/坪 (89.2坪) | 23.0万/坪 (63.7坪) |
| 新松田駅 | - | 30.2万/坪 (37.1坪) | 4.0万/坪 (151坪) |
| 開成駅 | 23.4万/坪 (141坪) | 30.2万/坪 (49.5坪) | 25.2万/坪 (109坪) |
| 栢山駅 | 7.9万/坪 (159坪) | 1.7万/坪 (151坪) | 21.9万/坪 (204坪) |
| 富水駅 | 20.3万/坪 (120坪) | - | 12.0万/坪 (292坪) |
| 螢田駅 | 21.5万/坪 (94.0坪) | - | 32.4万/坪 (73.4坪) |
| 足柄駅 | 23.9万/坪 (81.7坪) | 29.4万/坪 (68.8坪) | 4.7万/坪 (424坪) |
| 小田原駅 | 36.2万/坪 (66.6坪) | 32.8万/坪 (141坪) | 39.1万/坪 (56.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
栢山駅 7.9 万/坪(昨年同期比 +376.8 ％)
栢山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +376.8％( +6.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 159.3 坪 (昨年 151.3 坪から +5.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 25.0 分 → 2021年 12.7 分、-49.3 ％と大きく減少)
向ケ丘遊園駅 171.6 万/坪(昨年同期比 +88.4 ％)
向ケ丘遊園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 172万円/坪(51.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +88.4％( +80.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 37.1 坪 (昨年 32.5 坪から +14.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 20.5 分 → 2021年 9.0 分、-56.1 ％と大きく減少)
百合ケ丘駅 38.7 万/坪(昨年同期比 -55.2 ％)
百合ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.7万円/坪(11.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -55.2％( -47.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 142.2 坪 (昨年 90.8 坪から +56.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.5 分 → 2021年 120.0 分、+1042.9 ％と大きく増加)
座間駅 26.9 万/坪(昨年同期比 -53.7 ％)
座間駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.9万円/坪(8.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -53.7％( -31.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 55.0 坪 (昨年 33.3 坪から +65.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 11.5 分 → 2021年 14.3 分、+24.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示