【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期のJR山陽本線 (和木駅～下関駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.0万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +2.1％( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 128 件(１年前(2023年)に比べて -31.6％( -59件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 117.2 坪 (昨年 134.3 坪から -12.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。和木駅、田布施駅、櫛ケ浜駅、徳山駅、新山口駅、宇部駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは通津駅で昨年に比べ +370.9 ％、坪単価は 9.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(通津駅、由宇駅)は +283.7 ％(坪単価 +7.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(厚狭駅、大畠駅)は -81.2 ％(坪単価 -3.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.3 ％ → 2024年 6.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった徳山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.7万円/坪(6.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +56.0％( +8.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった厚狭駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.27万円/坪(0.08万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -95.8％( -6.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陽本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 和木駅 | 20.9万/坪 (57.5坪) | 16.8万/坪 (112坪) | 19.8万/坪 (83.7坪) |
| 岩国駅 | 14.0万/坪 (42.4坪) | 14.8万/坪 (123坪) | 12.5万/坪 (112坪) |
| 南岩国駅 | 25.0万/坪 (200坪) | - | 16.5万/坪 (106坪) |
| 藤生駅 | 6.8万/坪 (96.8坪) | 16.1万/坪 (56.0坪) | 11.5万/坪 (69.6坪) |
| 通津駅 | 9.9万/坪 (157坪) | 2.1万/坪 (352坪) | - |
| 由宇駅 | 10.9万/坪 (58.2坪) | 3.7万/坪 (89.2坪) | 5.5万/坪 (284坪) |
| 神代駅 | - | 2.0万/坪 (115坪) | - |
| 大畠駅 | 0.8万/坪 (133坪) | 2.3万/坪 (137坪) | 3.3万/坪 (193坪) |
| 柳井港駅 | 1.6万/坪 (45.4坪) | - | 0.7万/坪 (37.8坪) |
| 柳井駅 | 6.4万/坪 (185坪) | 5.6万/坪 (163坪) | 7.2万/坪 (85.0坪) |
| 田布施駅 | 6.8万/坪 (138坪) | 4.4万/坪 (201坪) | 4.2万/坪 (108坪) |
| 岩田駅 | 5.3万/坪 (101坪) | - | 6.9万/坪 (72.6坪) |
| 島田駅 | 11.3万/坪 (74.6坪) | - | 1.0万/坪 (303坪) |
| 光駅 | 7.5万/坪 (151坪) | 10.2万/坪 (97.4坪) | 11.6万/坪 (126坪) |
| 下松駅 | 17.5万/坪 (87.7坪) | 15.2万/坪 (108坪) | 13.4万/坪 (98.0坪) |
| 櫛ケ浜駅 | 16.4万/坪 (58.6坪) | 10.3万/坪 (147坪) | 15.2万/坪 (124坪) |
| 徳山駅 | 22.7万/坪 (175坪) | 14.6万/坪 (55.5坪) | 16.8万/坪 (95.7坪) |
| 新南陽駅 | 14.9万/坪 (64.1坪) | 17.2万/坪 (106坪) | 18.7万/坪 (85.1坪) |
| 福川駅 | 6.1万/坪 (40.8坪) | - | 1.5万/坪 (213坪) |
| 戸田駅 | - | 5.4万/坪 (116坪) | 10.9万/坪 (69.6坪) |
| 富海駅 | - | - | - |
| 防府駅 | 8.1万/坪 (151坪) | 6.9万/坪 (151坪) | 6.2万/坪 (136坪) |
| 大道駅 | 2.9万/坪 (82.4坪) | 7.1万/坪 (48.0坪) | 2.0万/坪 (194坪) |
| 四辻駅 | - | 0.8万/坪 (207坪) | - |
| 新山口駅 | 20.8万/坪 (81.7坪) | 15.2万/坪 (288坪) | 17.9万/坪 (150坪) |
| 嘉川駅 | - | - | 1.0万/坪 (424坪) |
| 本由良駅 | - | - | - |
| 厚東駅 | - | 1.6万/坪 (58.0坪) | 7.3万/坪 (93.8坪) |
| 宇部駅 | 11.2万/坪 (83.2坪) | 6.6万/坪 (118坪) | 9.5万/坪 (110坪) |
| 小野田駅 | 8.7万/坪 (71.1坪) | 7.9万/坪 (171坪) | 8.4万/坪 (130坪) |
| 厚狭駅 | 0.27万/坪 (112坪) | 6.3万/坪 (61.6坪) | 2.9万/坪 (104坪) |
| 埴生駅 | - | 1.4万/坪 (145坪) | - |
| 小月駅 | 5.4万/坪 (204坪) | 7.1万/坪 (137坪) | 4.8万/坪 (144坪) |
| 長府駅 | 12.8万/坪 (127坪) | 17.9万/坪 (142坪) | 18.2万/坪 (72.0坪) |
| 新下関駅 | 7.0万/坪 (132坪) | 11.8万/坪 (92.8坪) | 6.9万/坪 (163坪) |
| 幡生駅 | 9.7万/坪 (194坪) | 15.5万/坪 (59.0坪) | 5.7万/坪 (102坪) |
| 下関駅 | 16.1万/坪 (56.0坪) | 6.4万/坪 (209坪) | 15.9万/坪 (62.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
通津駅 9.9 万/坪(昨年同期比 +370.9 ％)
通津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +370.9％( +7.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 156.8 坪 (昨年 352.4 坪から -55.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.0 分 → 2024年 7.0 分、-12.5 ％と減少)
由宇駅 10.9 万/坪(昨年同期比 +196.6 ％)
由宇駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.9万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +196.6％( +7.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 58.2 坪 (昨年 89.2 坪から -34.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 6.5 分 → 2024年 5.0 分、-23.1 ％と大きく減少)
厚狭駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -95.8 ％)
厚狭駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.27万円/坪(0.08万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -95.8％( -6.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 61.6 坪から +81.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.2 分 → 2024年 60.0 分、+352.8 ％と大きく増加)
大畠駅 0.8 万/坪(昨年同期比 -66.7 ％)
大畠駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.23万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -66.7％( -1.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 133.5 坪 (昨年 136.8 坪から -2.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 93.2 分 → 2024年 108.8 分、+16.7 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示