【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期のJR宇部線 (新山口駅～宇部駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.8万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -15.7％( -1.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 51 件(１年前(2022年)に比べて +27.5％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 141.1 坪 (昨年 140.5 坪から +0.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。宇部新川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上嘉川駅で昨年に比べ +279.3 ％、坪単価は 12.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(上嘉川駅、岩鼻駅)は +241.2 ％(坪単価 +9.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東新川駅、琴芝駅)は -38.1 ％(坪単価 -5.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 10.0 ％ → 2023年 5.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宇部新川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.6万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +27.3％( +3.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった床波駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +3.1％( +0.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて +550.0％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR宇部線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新山口駅 | 15.2万/坪 (288坪) | 17.9万/坪 (150坪) | 43.0万/坪 (262坪) |
| 上嘉川駅 | 12.7万/坪 (78.7坪) | 3.4万/坪 (215坪) | 4.2万/坪 (263坪) |
| 深溝駅 | - | - | - |
| 周防佐山駅 | - | - | - |
| 岩倉駅 | - | - | - |
| 阿知須駅 | 8.1万/坪 (80.2坪) | 6.9万/坪 (95.0坪) | 0.8万/坪 (575坪) |
| 岐波駅 | 2.6万/坪 (19.7坪) | - | - |
| 丸尾駅 | 4.4万/坪 (216坪) | 1.8万/坪 (154坪) | - |
| 床波駅 | 3.0万/坪 (167坪) | 3.0万/坪 (575坪) | 4.1万/坪 (235坪) |
| 常盤駅 | - | - | - |
| 草江駅 | 9.2万/坪 (68.1坪) | 10.7万/坪 (89.7坪) | 8.2万/坪 (90.8坪) |
| 宇部岬駅 | 8.7万/坪 (73.5坪) | - | 7.4万/坪 (150坪) |
| 東新川駅 | 7.3万/坪 (283坪) | 12.6万/坪 (177坪) | 8.6万/坪 (81.7坪) |
| 琴芝駅 | 9.5万/坪 (98.8坪) | 14.3万/坪 (89.7坪) | 9.8万/坪 (180坪) |
| 宇部新川駅 | 16.6万/坪 (66.0坪) | 13.0万/坪 (43.1坪) | 18.0万/坪 (133坪) |
| 居能駅 | - | 4.1万/坪 (355坪) | 9.4万/坪 (72.6坪) |
| 岩鼻駅 | 13.0万/坪 (200坪) | 4.3万/坪 (303坪) | 9.6万/坪 (106坪) |
| 宇部駅 | 6.6万/坪 (118坪) | 9.5万/坪 (110坪) | 9.2万/坪 (100坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上嘉川駅 12.7 万/坪(昨年同期比 +279.3 ％)
上嘉川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.7万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +279.3％( +9.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 214.8 坪から -63.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.0 分 → 2023年 11.5 分、+27.8 ％と大きく増加)
岩鼻駅 13.0 万/坪(昨年同期比 +203.0 ％)
岩鼻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.0万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +203.0％( +8.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 199.7 坪 (昨年 302.5 坪から -34.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 1.0 分 → 2023年 16.0 分、+1500.0 ％と大きく増加)
東新川駅 7.3 万/坪(昨年同期比 -42.4 ％)
東新川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -42.4％( -5.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 282.8 坪 (昨年 177.0 坪から +59.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 18.2 分 → 2023年 12.5 分、-31.5 ％と大きく減少)
琴芝駅 9.5 万/坪(昨年同期比 -33.7 ％)
琴芝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.5万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -33.7％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 98.8 坪 (昨年 89.7 坪から +10.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 18.2 分 → 2023年 32.8 分、+80.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示