【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期の阪急宝塚本線 (大阪梅田駅～池田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.6万円/坪(23.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +0.5％( +0.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 53 件(１年前(2021年)に比べて +3.9％( +2件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均土地面積は 77.6 坪 (昨年 68.2 坪から +13.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。服部天神駅、曽根駅、蛍池駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは服部天神駅で昨年に比べ +91.2 ％、坪単価は 91.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(服部天神駅、曽根駅)は +88.1 ％(坪単価 +49.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(十三駅、岡町駅)は -23.1 ％(坪単価 -26.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.9 ％ → 2022年 9.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.1 分 → 2022年 17.6 分、+24.6 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった曽根駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +85.0％( +55.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった石橋阪大前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.6万円/坪(17.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -9.3％( -6.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
| 阪急宝塚本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪梅田駅 | - | - | - |
| 中津駅 | - | 203万/坪 (36.3坪) | 117万/坪 (25.7坪) |
| 十三駅 | 86.7万/坪 (21.2坪) | 122万/坪 (19.7坪) | 58.5万/坪 (45.4坪) |
| 三国駅 | 90.9万/坪 (48.4坪) | 99.6万/坪 (52.6坪) | 29.9万/坪 (28.7坪) |
| 庄内駅 | 70.9万/坪 (138坪) | 62.9万/坪 (123坪) | 58.2万/坪 (148坪) |
| 服部天神駅 | 91.9万/坪 (109坪) | 48.1万/坪 (79.0坪) | 69.2万/坪 (49.5坪) |
| 曽根駅 | 121万/坪 (59.0坪) | 65.6万/坪 (115坪) | 54.5万/坪 (60.5坪) |
| 岡町駅 | 81.4万/坪 (57.0坪) | 98.5万/坪 (68.6坪) | 79.9万/坪 (43.6坪) |
| 豊中駅 | 88.9万/坪 (69.6坪) | 85.0万/坪 (52.0坪) | 87.5万/坪 (44.9坪) |
| 蛍池駅 | 66.1万/坪 (20.4坪) | 50.5万/坪 (57.5坪) | 50.8万/坪 (57.5坪) |
| 石橋阪大前駅 | 58.6万/坪 (62.2坪) | 64.6万/坪 (57.8坪) | 61.6万/坪 (53.4坪) |
| 池田駅 | 60.1万/坪 (63.7坪) | 67.1万/坪 (50.5坪) | 48.6万/坪 (129坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
服部天神駅 91.9 万/坪(昨年同期比 +91.2 ％)
服部天神駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.9万円/坪(27.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +91.2％( +43.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +125.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 109.1 坪 (昨年 79.0 坪から +38.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.0 分 → 2022年 11.9 分、-20.7 ％と大きく減少)
曽根駅 121.4 万/坪(昨年同期比 +85.0 ％)
曽根駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +85.0％( +55.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 115.3 坪から -48.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.6 分 → 2022年 5.3 分、-60.8 ％と大きく減少)
十三駅 86.7 万/坪(昨年同期比 -29.0 ％)
十三駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.7万円/坪(26.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -29.0％( -35.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 21.2 坪 (昨年 19.7 坪から +7.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.0 分 → 2022年 6.3 分、-20.8 ％と大きく減少)
岡町駅 81.4 万/坪(昨年同期比 -17.3 ％)
岡町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.4万円/坪(24.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -17.3％( -17.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 57.0 坪 (昨年 68.6 坪から -16.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.3 分 → 2022年 11.3 分、+36.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示