【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年10月〜12月期のJR宇都宮線 (浦和駅～栗橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.0万円/坪(17.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -13.4％( -8.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 86 件(１年前(2022年)に比べて -13.1％( -13件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 80.1 坪 (昨年 90.8 坪から -11.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。土呂駅、蓮田駅、東鷲宮駅、栗橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東鷲宮駅で昨年に比べ +70.5 ％、坪単価は 14.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(東鷲宮駅、栗橋駅)は +67.9 ％(坪単価 +4.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新白岡駅、大宮駅)は -59.2 ％(坪単価 -43.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.0 ％ → 2023年 5.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -22.0％( -37.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて -7.1％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新白岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -82.6％( -30.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR宇都宮線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浦和駅 | 131万/坪 (45.1坪) | 168万/坪 (42.1坪) | 193万/坪 (36.9坪) |
| さいたま新都心駅 | - | 99.3万/坪 (25.2坪) | - |
| 大宮駅 | 99.1万/坪 (42.2坪) | 154万/坪 (80.3坪) | 78.5万/坪 (56.6坪) |
| 土呂駅 | 112万/坪 (42.4坪) | 71.0万/坪 (56.5坪) | 90.2万/坪 (104坪) |
| 東大宮駅 | 54.3万/坪 (88.6坪) | 79.9万/坪 (55.2坪) | 57.2万/坪 (96.5坪) |
| 蓮田駅 | 39.6万/坪 (75.4坪) | 30.0万/坪 (123坪) | 24.3万/坪 (136坪) |
| 白岡駅 | 24.6万/坪 (64.9坪) | 29.5万/坪 (53.7坪) | 16.4万/坪 (86.9坪) |
| 新白岡駅 | 6.5万/坪 (136坪) | 37.2万/坪 (62.0坪) | 28.8万/坪 (93.3坪) |
| 久喜駅 | 24.7万/坪 (81.1坪) | 27.3万/坪 (68.5坪) | 24.9万/坪 (114坪) |
| 東鷲宮駅 | 14.4万/坪 (180坪) | 8.4万/坪 (170坪) | 17.5万/坪 (125坪) |
| 栗橋駅 | 8.2万/坪 (174坪) | 5.0万/坪 (223坪) | 8.9万/坪 (105坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東鷲宮駅 14.4 万/坪(昨年同期比 +70.5 ％)
東鷲宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.4万円/坪(4.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +70.5％( +5.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 179.7 坪 (昨年 169.7 坪から +5.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 21.6 分 → 2023年 15.8 分、-26.5 ％と大きく減少)
栗橋駅 8.2 万/坪(昨年同期比 +65.3 ％)
栗橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +65.3％( +3.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 173.7 坪 (昨年 222.7 坪から -22.0 ％減)。
新白岡駅 6.5 万/坪(昨年同期比 -82.6 ％)
新白岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -82.6％( -30.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 136.1 坪 (昨年 62.0 坪から +119.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 26.3 分 → 2023年 10.0 分、-62.0 ％と大きく減少)
大宮駅 99.1 万/坪(昨年同期比 -35.7 ％)
大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.1万円/坪(30.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -35.7％( -55.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2022年)に比べて +25.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 42.2 坪 (昨年 80.3 坪から -47.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 18.3 分 → 2023年 21.5 分、+17.5 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示