【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のJR宇都宮線 (浦和駅～栗橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.5万円/坪(20.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +37.6％( +18.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 92 件(１年前(2021年)に比べて -14.0％( -15件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 75.5 坪 (昨年 81.3 坪から -7.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。浦和駅、さいたま新都心駅、大宮駅、東大宮駅、久喜駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのはさいたま新都心駅で昨年に比べ +98.4 ％、坪単価は 88.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(さいたま新都心駅、久喜駅)は +91.8 ％(坪単価 +28.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(蓮田駅、新白岡駅)は -31.3 ％(坪単価 -8.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 22.4 分 → 2022年 19.2 分、-14.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.6 ％ → 2022年 7.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +80.0％( +74.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて +60.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった栗橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.1万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -7.4％( -0.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて +77.8％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR宇都宮線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浦和駅 | 167万/坪 (47.4坪) | 92.9万/坪 (36.1坪) | 157万/坪 (40.7坪) |
| さいたま新都心駅 | 88.3万/坪 (33.8坪) | 44.5万/坪 (50.9坪) | 22.4万/坪 (142坪) |
| 大宮駅 | 118万/坪 (68.1坪) | 89.8万/坪 (62.8坪) | 89.7万/坪 (82.9坪) |
| 土呂駅 | 97.9万/坪 (37.8坪) | 87.7万/坪 (109坪) | 89.4万/坪 (32.0坪) |
| 東大宮駅 | 56.8万/坪 (42.5坪) | 45.4万/坪 (46.1坪) | 53.6万/坪 (44.4坪) |
| 蓮田駅 | 15.8万/坪 (123坪) | 23.4万/坪 (124坪) | 25.7万/坪 (78.8坪) |
| 白岡駅 | 28.8万/坪 (56.7坪) | 30.6万/坪 (49.2坪) | 24.9万/坪 (48.0坪) |
| 新白岡駅 | 20.5万/坪 (74.1坪) | 29.4万/坪 (54.5坪) | 38.9万/坪 (163坪) |
| 久喜駅 | 26.8万/坪 (75.4坪) | 14.5万/坪 (92.6坪) | 15.3万/坪 (97.7坪) |
| 東鷲宮駅 | 13.3万/坪 (149坪) | 11.8万/坪 (118坪) | 7.7万/坪 (86.9坪) |
| 栗橋駅 | 8.1万/坪 (109坪) | 8.7万/坪 (162坪) | 10.7万/坪 (115坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
さいたま新都心駅 88.3 万/坪(昨年同期比 +98.4 ％)
さいたま新都心駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.3万円/坪(26.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +98.4％( +43.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 33.8 坪 (昨年 50.9 坪から -33.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 26.0 分 → 2022年 23.3 分、-10.3 ％と減少)
久喜駅 26.8 万/坪(昨年同期比 +85.1 ％)
久喜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.8万円/坪(8.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +85.1％( +12.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 75.4 坪 (昨年 92.6 坪から -18.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 35.6 分 → 2022年 25.8 分、-27.5 ％と大きく減少)
蓮田駅 15.8 万/坪(昨年同期比 -32.5 ％)
蓮田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.8万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -32.5％( -7.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 122.5 坪 (昨年 124.4 坪から -1.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 16.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 16.5 分 → 2022年 21.2 分、+28.3 ％と大きく増加)
新白岡駅 20.5 万/坪(昨年同期比 -30.1 ％)
新白岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -30.1％( -8.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 54.5 坪から +36.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 15.4 分、+71.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示