【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期のJR宇都宮線 (浦和駅~栗橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.8万円/坪(17.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -0.6%( -0.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 160 件(1年前(2021年)に比べて +55.3%( +57件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 129.5 坪 (昨年 69.5 坪から +86.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。蓮田駅、白岡駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは蓮田駅で昨年に比べ +41.1 %、坪単価は 34.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(蓮田駅、白岡駅)は +37.4 %(坪単価 +8.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東鷲宮駅、さいたま新都心駅)は -57.6 %(坪単価 -40.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 20.9 分 → 2022年 24.5 分、+17.1 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.8 % → 2022年 3.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 168万円/坪(50.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +1.6%( +2.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2021年)に比べて +72.7%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった栗橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -45.6%( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(1年前(2021年)に比べて +123.1%( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR宇都宮線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
浦和駅 | 168万/坪 (57.7坪) | 165万/坪 (44.7坪) | 194万/坪 (44.4坪) |
さいたま新都心駅 | 67.9万/坪 (42.4坪) | 136万/坪 (25.7坪) | 114万/坪 (118坪) |
大宮駅 | 120万/坪 (68.6坪) | 113万/坪 (60.2坪) | 81.3万/坪 (60.0坪) |
土呂駅 | 83.5万/坪 (28.7坪) | 106万/坪 (61.3坪) | 84.6万/坪 (40.1坪) |
東大宮駅 | 45.9万/坪 (126坪) | 50.5万/坪 (50.7坪) | 58.6万/坪 (52.6坪) |
蓮田駅 | 34.6万/坪 (88.5坪) | 24.5万/坪 (74.8坪) | 24.9万/坪 (87.3坪) |
白岡駅 | 27.6万/坪 (53.3坪) | 20.6万/坪 (60.8坪) | 21.9万/坪 (61.5坪) |
新白岡駅 | - | 13.3万/坪 (99.3坪) | 27.7万/坪 (112坪) |
久喜駅 | 16.5万/坪 (116坪) | 19.2万/坪 (86.8坪) | 24.7万/坪 (77.1坪) |
東鷲宮駅 | 6.8万/坪 (201坪) | 19.4万/坪 (117坪) | 14.1万/坪 (97.3坪) |
栗橋駅 | 4.7万/坪 (251坪) | 8.6万/坪 (76.3坪) | 9.1万/坪 (179坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
蓮田駅 34.6 万/坪(昨年同期比 +41.1 %)
蓮田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.6万円/坪(10.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +41.1%( +10.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて +77.8%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 88.5 坪 (昨年 74.8 坪から +18.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 22.4 分 → 2022年 16.7 分、-25.6 %と大きく減少)
白岡駅 27.6 万/坪(昨年同期比 +33.7 %)
白岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.6万円/坪(8.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +33.7%( +7.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて -35.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 53.3 坪 (昨年 60.8 坪から -12.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 20.3 分 → 2022年 15.7 分、-22.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 % → 2022年 22.2 %)
東鷲宮駅 6.8 万/坪(昨年同期比 -65.0 %)
東鷲宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.8万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -65.0%( -12.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(1年前(2021年)に比べて +328.6%( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 200.6 坪 (昨年 117.1 坪から +71.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 12.1 分 → 2022年 25.0 分、+105.6 %と大きく増加)
さいたま新都心駅 67.9 万/坪(昨年同期比 -50.1 %)
さいたま新都心駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.9万円/坪(20.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -50.1%( -68.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 25.7 坪から +64.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 16.0 分 → 2022年 23.0 分、+43.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示