【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年1月〜12月期のJR成田線 (佐倉駅～松岸駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -7.1％( -0.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 264 件(１年前(2019年)に比べて +5.6％( +14件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 110.3 坪 (昨年 114.0 坪から -3.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。佐倉駅、久住駅、水郷駅、下総豊里駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下総豊里駅で昨年に比べ +84.8 ％、坪単価は 5.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(下総豊里駅、久住駅)は +70.1 ％(坪単価 +4.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(滑河駅、香取駅)は -47.3 ％(坪単価 -2.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 7.6 ％ → 2020年 6.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった成田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -20.3％( -6.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(１年前(2019年)に比べて +61.5％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった滑河駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -54.4％( -2.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
| JR成田線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佐倉駅 | 16.4万/坪 (123坪) | 12.0万/坪 (132坪) | 12.1万/坪 (136坪) |
| 酒々井駅 | 6.8万/坪 (92.0坪) | 11.1万/坪 (183坪) | 3.7万/坪 (252坪) |
| 成田駅 | 27.1万/坪 (71.2坪) | 34.0万/坪 (88.8坪) | 21.4万/坪 (91.5坪) |
| 成田空港駅 | - | 16.7万/坪 (113坪) | 4.1万/坪 (138坪) |
| 久住駅 | 15.7万/坪 (47.9坪) | 10.1万/坪 (61.8坪) | 12.1万/坪 (109坪) |
| 滑河駅 | 1.7万/坪 (61.4坪) | 3.6万/坪 (92.3坪) | 5.7万/坪 (104坪) |
| 下総神崎駅 | 2.1万/坪 (102坪) | 2.8万/坪 (137坪) | 2.6万/坪 (112坪) |
| 大戸駅 | 3.4万/坪 (213坪) | 4.3万/坪 (341坪) | 3.4万/坪 (108坪) |
| 佐原駅 | 7.6万/坪 (150坪) | 9.1万/坪 (96.4坪) | 8.7万/坪 (109坪) |
| 香取駅 | 4.3万/坪 (118坪) | 7.2万/坪 (107坪) | 3.8万/坪 (55.5坪) |
| 水郷駅 | 3.8万/坪 (77.1坪) | 2.5万/坪 (104坪) | 2.1万/坪 (270坪) |
| 小見川駅 | 4.5万/坪 (129坪) | 4.3万/坪 (150坪) | 5.4万/坪 (114坪) |
| 笹川駅 | 2.9万/坪 (165坪) | 3.3万/坪 (147坪) | 3.8万/坪 (102坪) |
| 下総橘駅 | - | 2.4万/坪 (113坪) | 1.6万/坪 (222坪) |
| 下総豊里駅 | 5.7万/坪 (74.1坪) | 3.1万/坪 (119坪) | 3.4万/坪 (92.4坪) |
| 椎柴駅 | 3.1万/坪 (40.1坪) | 3.3万/坪 (106坪) | 0.3万/坪 (163坪) |
| 松岸駅 | 4.1万/坪 (158坪) | 5.3万/坪 (93.0坪) | 7.0万/坪 (95.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下総豊里駅 5.7 万/坪(昨年同期比 +84.8 ％)
下総豊里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +84.8％( +2.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 119.5 坪から -38.0 ％減)。
久住駅 15.7 万/坪(昨年同期比 +55.4 ％)
久住駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.7万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +55.4％( +5.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 47.9 坪 (昨年 61.8 坪から -22.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 23.9 分 → 2020年 8.3 分、-65.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 ％ → 2020年 33.3 ％)
滑河駅 1.7 万/坪(昨年同期比 -54.4 ％)
滑河駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -54.4％( -2.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 61.4 坪 (昨年 92.3 坪から -33.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 29.9 分 → 2020年 41.5 分、+38.8 ％と大きく増加)
香取駅 4.3 万/坪(昨年同期比 -40.2 ％)
香取駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.3万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -40.2％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 106.9 坪から +10.4 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示