【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年1月〜3月期のJR成田線 (佐倉駅～松岸駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.1万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +41.7％( +4.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 47 件(１年前(2019年)に比べて -44.7％( -38件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 104.9 坪 (昨年 116.8 坪から -10.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。笹川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは佐倉駅で昨年に比べ +345.0 ％、坪単価は 14.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(佐倉駅、下総神崎駅)は +316.0 ％(坪単価 +6.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(滑河駅、成田駅)は -67.2 ％(坪単価 -20.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 4.7 ％ → 2020年 6.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった成田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -55.4％( -36.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった滑河駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -79.0％( -4.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR成田線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佐倉駅 | 14.9万/坪 (147坪) | 3.4万/坪 (126坪) | 20.3万/坪 (71.1坪) |
| 酒々井駅 | 11.5万/坪 (55.2坪) | 10.8万/坪 (126坪) | 3.6万/坪 (281坪) |
| 成田駅 | 29.8万/坪 (73.2坪) | 66.7万/坪 (33.3坪) | 33.9万/坪 (88.2坪) |
| 成田空港駅 | - | 1.5万/坪 (52.9坪) | - |
| 久住駅 | 9.4万/坪 (10.6坪) | - | 8.4万/坪 (88.5坪) |
| 滑河駅 | 1.1万/坪 (46.1坪) | 5.1万/坪 (112坪) | 2.0万/坪 (106坪) |
| 下総神崎駅 | 1.6万/坪 (152坪) | 0.4万/坪 (484坪) | 2.3万/坪 (135坪) |
| 大戸駅 | - | 2.9万/坪 (514坪) | 4.9万/坪 (28.0坪) |
| 佐原駅 | 6.0万/坪 (106坪) | 6.8万/坪 (63.5坪) | 8.0万/坪 (164坪) |
| 香取駅 | - | 6.5万/坪 (89.2坪) | 7.3万/坪 (43.9坪) |
| 水郷駅 | - | 5.3万/坪 (93.8坪) | - |
| 小見川駅 | - | 3.5万/坪 (219坪) | 4.2万/坪 (59.4坪) |
| 笹川駅 | 4.5万/坪 (99.8坪) | 2.4万/坪 (40.8坪) | 6.4万/坪 (139坪) |
| 下総橘駅 | - | 2.5万/坪 (142坪) | 3.1万/坪 (484坪) |
| 下総豊里駅 | - | 3.2万/坪 (180坪) | 5.7万/坪 (66.6坪) |
| 椎柴駅 | - | - | 0.3万/坪 (163坪) |
| 松岸駅 | - | 3.4万/坪 (119坪) | 5.3万/坪 (94.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
佐倉駅 14.9 万/坪(昨年同期比 +345.0 ％)
佐倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.9万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +345.0％( +11.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2019年)に比べて +16.7％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 147.1 坪 (昨年 126.1 坪から +16.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 46.8 分 → 2020年 26.6 分、-43.3 ％と大きく減少)
下総神崎駅 1.6 万/坪(昨年同期比 +287.0 ％)
下総神崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +287.0％( +1.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 152.0 坪 (昨年 484.0 坪から -68.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 26.0 分 → 2020年 48.0 分、+84.6 ％と大きく増加)
滑河駅 1.1 万/坪(昨年同期比 -79.0 ％)
滑河駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -79.0％( -4.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 46.1 坪 (昨年 111.9 坪から -58.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 19.8 分 → 2020年 45.0 分、+126.9 ％と大きく増加)
成田駅 29.8 万/坪(昨年同期比 -55.4 ％)
成田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -55.4％( -36.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 73.2 坪 (昨年 33.3 坪から +120.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 22.8 分 → 2020年 30.8 分、+35.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示