【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜9月期の山陽電鉄本線 (西代駅～山陽姫路駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -10.2％( -3.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 161 件(１年前(2022年)に比べて -54.0％( -189件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 87.1 坪 (昨年 88.5 坪から -1.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 18 駅。ほとんどの駅において下落した。滝の茶屋駅、大蔵谷駅、人丸前駅、江井ケ島駅、西江井ケ島駅、高砂駅、的形駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは荒井駅で昨年に比べ +153.3 ％、坪単価は 21.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(荒井駅、西代駅)は +145.1 ％(坪単価 +37.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(山陽曽根駅、東垂水駅)は -77.6 ％(坪単価 -32.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 10.5 分 → 2023年 11.8 分、+12.5 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 18.6 ％ → 2023年 14.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西代駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +136.8％( +62.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山陽曽根駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.6万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -81.8％( -11.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -90.9％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 山陽電鉄本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西代駅 | 107万/坪 (24.2坪) | 45.4万/坪 (121坪) | 54.6万/坪 (24.2坪) |
| 板宿駅 | 65.2万/坪 (32.9坪) | 83.2万/坪 (68.1坪) | 55.1万/坪 (72.3坪) |
| 東須磨駅 | - | 73.4万/坪 (110坪) | 44.4万/坪 (66.6坪) |
| 月見山駅 | 30.0万/坪 (37.1坪) | 82.6万/坪 (42.4坪) | 35.7万/坪 (56.0坪) |
| 須磨寺駅 | 63.3万/坪 (10.6坪) | 77.6万/坪 (47.6坪) | 63.5万/坪 (34.8坪) |
| 山陽須磨駅 | - | - | - |
| 須磨浦公園駅 | - | - | 49.6万/坪 (242坪) |
| 山陽塩屋駅 | - | - | - |
| 滝の茶屋駅 | 61.9万/坪 (46.9坪) | 43.9万/坪 (67.3坪) | 29.4万/坪 (72.8坪) |
| 東垂水駅 | 19.3万/坪 (72.6坪) | 72.6万/坪 (44.2坪) | 28.6万/坪 (83.7坪) |
| 山陽垂水駅 | - | - | - |
| 霞ケ丘駅 | - | 62.8万/坪 (47.3坪) | 83.1万/坪 (27.2坪) |
| 舞子公園駅 | - | - | - |
| 西舞子駅 | - | 55.4万/坪 (37.3坪) | 37.8万/坪 (82.3坪) |
| 大蔵谷駅 | 57.6万/坪 (50.1坪) | 44.5万/坪 (46.9坪) | 41.4万/坪 (42.2坪) |
| 人丸前駅 | 57.9万/坪 (48.4坪) | 46.4万/坪 (84.7坪) | 48.4万/坪 (44.2坪) |
| 山陽明石駅 | - | - | - |
| 西新町駅 | 18.2万/坪 (42.0坪) | 47.8万/坪 (58.1坪) | 53.5万/坪 (66.2坪) |
| 林崎松江海岸駅 | 34.8万/坪 (145坪) | 36.0万/坪 (76.2坪) | 27.3万/坪 (109坪) |
| 藤江駅 | 36.2万/坪 (65.6坪) | 48.1万/坪 (43.0坪) | 43.7万/坪 (62.6坪) |
| 中八木駅 | 41.8万/坪 (93.2坪) | 40.1万/坪 (158坪) | 37.6万/坪 (84.4坪) |
| 江井ケ島駅 | 44.5万/坪 (36.3坪) | 27.5万/坪 (74.1坪) | 27.8万/坪 (48.8坪) |
| 西江井ケ島駅 | 36.7万/坪 (221坪) | 27.0万/坪 (134坪) | 22.5万/坪 (121坪) |
| 山陽魚住駅 | 28.3万/坪 (198坪) | 33.4万/坪 (107坪) | 33.1万/坪 (105坪) |
| 東二見駅 | 24.1万/坪 (116坪) | 29.3万/坪 (111坪) | 24.1万/坪 (49.7坪) |
| 西二見駅 | 36.4万/坪 (71.1坪) | 35.7万/坪 (71.1坪) | 22.1万/坪 (92.7坪) |
| 播磨町駅 | 28.5万/坪 (62.6坪) | 27.3万/坪 (65.3坪) | 25.0万/坪 (64.3坪) |
| 別府駅 | 20.9万/坪 (110坪) | 21.7万/坪 (85.8坪) | 19.0万/坪 (58.4坪) |
| 浜の宮駅 | 16.3万/坪 (67.5坪) | 19.7万/坪 (98.8坪) | 13.6万/坪 (150坪) |
| 尾上の松駅 | 15.2万/坪 (78.7坪) | 21.9万/坪 (134坪) | 18.3万/坪 (95.5坪) |
| 高砂駅 | 33.1万/坪 (42.4坪) | 23.4万/坪 (117坪) | 23.7万/坪 (48.2坪) |
| 荒井駅 | 21.8万/坪 (98.9坪) | 8.6万/坪 (96.0坪) | 16.9万/坪 (75.1坪) |
| 伊保駅 | 11.9万/坪 (89.5坪) | 12.2万/坪 (131坪) | 13.9万/坪 (62.4坪) |
| 山陽曽根駅 | 2.6万/坪 (87.7坪) | 14.4万/坪 (93.8坪) | 10.2万/坪 (66.4坪) |
| 大塩駅 | 8.3万/坪 (189坪) | 7.8万/坪 (65.4坪) | 11.1万/坪 (173坪) |
| 的形駅 | 10.9万/坪 (50.4坪) | 6.2万/坪 (62.9坪) | 3.7万/坪 (70.1坪) |
| 八家駅 | 18.8万/坪 (194坪) | 21.2万/坪 (128坪) | 13.1万/坪 (80.0坪) |
| 白浜の宮駅 | 18.8万/坪 (82.5坪) | 19.5万/坪 (56.2坪) | 21.0万/坪 (117坪) |
| 妻鹿駅 | 12.8万/坪 (102坪) | 18.3万/坪 (80.3坪) | 29.1万/坪 (68.4坪) |
| 飾磨駅 | 20.3万/坪 (77.7坪) | 23.3万/坪 (122坪) | 26.4万/坪 (81.2坪) |
| 亀山駅 | - | 29.0万/坪 (197坪) | 28.5万/坪 (101坪) |
| 手柄駅 | - | - | 32.0万/坪 (93.8坪) |
| 山陽姫路駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
荒井駅 21.8 万/坪(昨年同期比 +153.3 ％)
荒井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.8万円/坪(6.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +153.3％( +13.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 98.9 坪 (昨年 96.0 坪から +3.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.2 分 → 2023年 11.6 分、+25.4 ％と大きく増加)
西代駅 107.4 万/坪(昨年同期比 +136.8 ％)
西代駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +136.8％( +62.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 121.0 坪から -80.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 4.0 分 → 2023年 2.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
山陽曽根駅 2.6 万/坪(昨年同期比 -81.8 ％)
山陽曽根駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.6万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -81.8％( -11.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -90.9％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 93.8 坪から -6.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 9.4 分 → 2023年 11.0 分、+17.5 ％と増加)
東垂水駅 19.3 万/坪(昨年同期比 -73.4 ％)
東垂水駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.3万円/坪(5.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -73.4％( -53.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 44.2 坪から +64.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 7.5 分 → 2023年 6.0 分、-20.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示