【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期のJR両毛線 (新前橋駅~桐生駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -11.5%( -2.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて -38.9%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 22.3年から +20.3 %増)。平均専有面積は 55.5 ㎡ (昨年 65.6 ㎡から -15.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。伊勢崎駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伊勢崎駅で昨年に比べ +29.9 %、単価は 5.8 万円/㎡となった。
上位 1 駅(伊勢崎駅)は +29.9 %(単価 +1.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新前橋駅)は -26.3 %(単価 -4.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 17.9 分 → 2022年 13.9 分、-22.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 % → 2022年 10.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 22.3 年 → 2022年 26.8 年、+20.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 58.8 % → 2022年 81.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった前橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -9.1%( -1.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -11.1%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊勢崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +29.9%( +1.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR両毛線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新前橋駅 | 11.5万/㎡ (30.5年/22.5㎡) | 15.6万/㎡ (25.2年/54.3㎡) | 8.8万/㎡ (29.1年/25.5㎡) |
前橋駅 | 17.9万/㎡ (25.4年/62.5㎡) | 19.7万/㎡ (20.5年/76.1㎡) | 16.5万/㎡ (25.5年/57.5㎡) |
前橋大島駅 | - | - | - |
伊勢崎駅 | 5.8万/㎡ (31.0年/65.0㎡) | 4.5万/㎡ (31.0年/60.0㎡) | - |
国定駅 | - | - | - |
桐生駅 | - | 27.3万/㎡ (13.0年/55.0㎡) | 26.2万/㎡ (12.0年/65.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
伊勢崎駅 5.8 万/㎡(昨年同期比 +29.9 %)
伊勢崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +29.9%( +1.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.0年(昨年 31.0年から +0.0 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +8.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 18.0 分 → 2022年 8.0 分、-55.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
新前橋駅 11.5 万/㎡(昨年同期比 -26.3 %)
新前橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -26.3%( -4.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -71.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 25.2年から +21.2 %増)。平均専有面積は 22.5 ㎡ (昨年 54.3 ㎡から -58.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 16.8 分 → 2022年 10.0 分、-40.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 25.2 年 → 2022年 30.5 年、+21.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示