【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期のJR日豊本線 (小倉駅～築城駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +9.1％( +1.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 229 件(１年前(2020年)に比べて +74.8％( +98件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 23.3年から -0.9 ％減)。平均専有面積は 71.8 ㎡ (昨年 71.5 ㎡から +0.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西小倉駅、朽網駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは朽網駅で昨年に比べ +90.0 ％、単価は 9.6 万円/㎡となった。
上位 2 駅(朽網駅、西小倉駅)は +62.1 ％(単価 +6.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(下曽根駅、南小倉駅)は -8.3 ％(単価 -1.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 19.5 分 → 2021年 16.9 分、-13.4 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.8 ％ → 2021年 3.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.1 ％ → 2021年 11.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 51.6 ％ → 2021年 52.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +34.2％( +7.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2020年)に比べて +314.3％( +22件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった朽網駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +90.0％( +4.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR日豊本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小倉駅 | 20.8万/㎡ (24.5年/75.2㎡) | 19.8万/㎡ (24.1年/74.4㎡) | 23.5万/㎡ (22.6年/68.5㎡) |
| 西小倉駅 | 29.5万/㎡ (22.4年/71.6㎡) | 22.0万/㎡ (22.1年/76.4㎡) | 34.9万/㎡ (13.4年/83.2㎡) |
| 南小倉駅 | 19.8万/㎡ (24.0年/68.4㎡) | 20.6万/㎡ (22.3年/68.7㎡) | 17.2万/㎡ (22.0年/59.0㎡) |
| 城野駅 | 17.0万/㎡ (26.8年/74.3㎡) | 15.3万/㎡ (26.9年/66.0㎡) | 15.5万/㎡ (23.7年/61.9㎡) |
| 安部山公園駅 | 17.0万/㎡ (21.2年/61.1㎡) | 14.5万/㎡ (22.0年/58.3㎡) | 13.5万/㎡ (21.5年/68.3㎡) |
| 下曽根駅 | 20.3万/㎡ (20.2年/76.3㎡) | 23.2万/㎡ (16.7年/76.4㎡) | 19.7万/㎡ (18.9年/72.1㎡) |
| 朽網駅 | 9.6万/㎡ (34.7年/75.0㎡) | 5.0万/㎡ (32.3年/63.8㎡) | 22.9万/㎡ (12.0年/70.0㎡) |
| 苅田駅 | 24.8万/㎡ (9.5年/81.0㎡) | - | - |
| 行橋駅 | 24.7万/㎡ (11.9年/75.0㎡) | - | - |
| 築城駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
朽網駅 9.6 万/㎡(昨年同期比 +90.0 ％)
朽網駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +90.0％( +4.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.7年(昨年 32.3年から +7.4 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 63.8 ㎡から +17.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 9.0 分 → 2021年 8.0 分、-11.1 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
西小倉駅 29.5 万/㎡(昨年同期比 +34.2 ％)
西小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +34.2％( +7.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2020年)に比べて +314.3％( +22件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.4年(昨年 22.1年から +1.5 ％増)。平均専有面積は 71.6 ㎡ (昨年 76.4 ㎡から -6.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 23.3 分 → 2021年 12.9 分、-44.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 57.1 ％ → 2021年 24.1 ％)
下曽根駅 20.3 万/㎡(昨年同期比 -12.4 ％)
下曽根駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -12.4％( -2.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 23 件(１年前(2020年)に比べて +109.1％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.2年(昨年 16.7年から +20.5 ％増)。平均専有面積は 76.3 ㎡ (昨年 76.4 ㎡から -0.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 16.7 年 → 2021年 20.2 年、+20.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.7 分 → 2021年 15.7 分、+61.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 45.5 ％ → 2021年 52.2 ％)
南小倉駅 19.8 万/㎡(昨年同期比 -4.2 ％)
南小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -4.2％( -0.9万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 85 件(１年前(2020年)に比べて +214.8％( +58件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 22.3年から +7.4 ％増)。平均専有面積は 68.4 ㎡ (昨年 68.7 ㎡から -0.5 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.7 ％ → 2021年 7.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 63.0 ％ → 2021年 68.2 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 3.7 ％ → 2021年 3.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示