【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年7月〜9月期の山陽新幹線 (小倉駅~博多駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -15.1%( -6.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 37 件(1年前(2023年)に比べて -61.1%( -58件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 24.0年から +23.1 %増)。平均専有面積は 44.2 ㎡ (昨年 38.4 ㎡から +15.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。博多駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは小倉駅で昨年に比べ -29.4 %、単価は 21.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(博多駅)は -12.6 %(単価 -5.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(小倉駅)は -29.4 %(単価 -8.8 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 24.0 年 → 2024年 29.6 年、+23.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 42.1 % → 2024年 62.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.6 % → 2024年 16.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -12.6%( -5.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 32 件(1年前(2023年)に比べて -62.4%( -53件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -29.4%( -8.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
山陽新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
小倉駅 | 21.0万/㎡ (29.9年/82.0㎡) | 29.8万/㎡ (32.1年/59.0㎡) | 25.5万/㎡ (22.7年/77.5㎡) |
博多駅 | 38.7万/㎡ (29.5年/38.3㎡) | 44.3万/㎡ (23.1年/36.0㎡) | 40.4万/㎡ (25.1年/36.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
博多駅 38.7 万/㎡(昨年同期比 -12.6 %)
博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -12.6%( -5.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 32 件(1年前(2023年)に比べて -62.4%( -53件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.5年(昨年 23.1年から +28.0 %増)。平均専有面積は 38.3 ㎡ (昨年 36.0 ㎡から +6.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.1 年 → 2024年 29.5 年、+28.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 62.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.8 % → 2024年 15.6 %)
小倉駅 21.0 万/㎡(昨年同期比 -29.4 %)
小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -29.4%( -8.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.9年(昨年 32.1年から -6.8 %減)。平均専有面積は 82.0 ㎡ (昨年 59.0 ㎡から +39.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 25.2 分 → 2024年 21.0 分、-16.7 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 % → 2024年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示