【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の東急田園都市線 (二子新地駅～中央林間駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +16.8％( +8.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 158 件(１年前(2021年)に比べて -17.3％( -33件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 25.6年から -6.2 ％減)。平均専有面積は 61.5 ㎡ (昨年 63.3 ㎡から -2.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が減少。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。梶が谷駅、宮前平駅、鷺沼駅、江田駅、市が尾駅、藤が丘駅、青葉台駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは青葉台駅で昨年に比べ +75.8 ％、単価は 90.9 万円/㎡となった。
上位 2 駅(青葉台駅、宮前平駅)は +71.8 ％(単価 +29.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(中央林間駅、宮崎台駅)は -12.1 ％(単価 -6.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.2 ％ → 2022年 5.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.1 ％ → 2022年 13.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.1 ％ → 2022年 2.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった青葉台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は90.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +75.8％( +39.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて -44.4％( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったつきみ野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +2.1％( +0.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 東急田園都市線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 二子新地駅 | 81.7万/㎡ (14.5年/53.8㎡) | 70.6万/㎡ (21.1年/49.0㎡) | 59.4万/㎡ (23.1年/51.0㎡) |
| 高津駅 | 67.5万/㎡ (22.7年/53.9㎡) | 66.4万/㎡ (17.8年/41.7㎡) | 70.0万/㎡ (18.5年/50.0㎡) |
| 溝の口駅 | 58.8万/㎡ (26.6年/74.3㎡) | 62.1万/㎡ (26.5年/72.7㎡) | 62.5万/㎡ (19.7年/60.7㎡) |
| 梶が谷駅 | 65.3万/㎡ (22.0年/50.5㎡) | 47.2万/㎡ (28.3年/60.9㎡) | 51.9万/㎡ (23.0年/61.9㎡) |
| 宮崎台駅 | 61.4万/㎡ (22.7年/55.3㎡) | 67.5万/㎡ (20.8年/39.4㎡) | 54.2万/㎡ (20.6年/55.3㎡) |
| 宮前平駅 | 48.3万/㎡ (25.5年/64.2㎡) | 28.8万/㎡ (34.5年/67.0㎡) | 41.7万/㎡ (27.8年/68.3㎡) |
| 鷺沼駅 | 69.3万/㎡ (21.8年/55.8㎡) | 56.0万/㎡ (23.0年/66.3㎡) | 54.7万/㎡ (20.1年/66.5㎡) |
| たまプラーザ駅 | 61.1万/㎡ (25.2年/68.6㎡) | 60.4万/㎡ (28.9年/60.8㎡) | 61.4万/㎡ (21.5年/70.2㎡) |
| あざみ野駅 | 53.2万/㎡ (27.4年/70.0㎡) | 54.6万/㎡ (26.2年/69.6㎡) | 52.9万/㎡ (24.8年/71.9㎡) |
| 江田駅 | 64.3万/㎡ (13.0年/60.0㎡) | 51.6万/㎡ (22.7年/68.3㎡) | 48.4万/㎡ (21.3年/71.7㎡) |
| 市が尾駅 | 64.1万/㎡ (14.0年/68.8㎡) | 43.6万/㎡ (27.3年/63.8㎡) | 51.3万/㎡ (18.0年/61.7㎡) |
| 藤が丘駅 | 65.1万/㎡ (24.6年/66.0㎡) | 46.3万/㎡ (19.8年/62.2㎡) | 46.4万/㎡ (24.7年/70.0㎡) |
| 青葉台駅 | 90.9万/㎡ (26.2年/63.0㎡) | 51.7万/㎡ (28.7年/69.2㎡) | 52.2万/㎡ (23.6年/71.4㎡) |
| 田奈駅 | - | - | 30.9万/㎡ (29.5年/58.8㎡) |
| 長津田駅 | 44.7万/㎡ (28.8年/65.3㎡) | 38.0万/㎡ (32.9年/62.5㎡) | 36.5万/㎡ (34.9年/65.0㎡) |
| つきみ野駅 | 23.9万/㎡ (32.4年/57.5㎡) | 23.4万/㎡ (26.6年/57.0㎡) | 32.1万/㎡ (16.2年/58.0㎡) |
| 中央林間駅 | 40.1万/㎡ (18.0年/55.0㎡) | 47.2万/㎡ (12.2年/73.3㎡) | 43.6万/㎡ (25.4年/63.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
青葉台駅 90.9 万/㎡(昨年同期比 +75.8 ％)
青葉台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は90.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +75.8％( +39.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて -44.4％( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 28.7年から -8.7 ％減)。平均専有面積は 63.0 ㎡ (昨年 69.2 ㎡から -8.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 ％ → 2022年 30.0 ％)
宮前平駅 48.3 万/㎡(昨年同期比 +67.8 ％)
宮前平駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +67.8％( +19.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて -13.3％( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 34.5年から -26.2 ％減)。平均専有面積は 64.2 ㎡ (昨年 67.0 ㎡から -4.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 34.5 年 → 2022年 25.5 年、-26.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 18.9 分 → 2022年 14.9 分、-21.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 57.1 ％ → 2022年 30.8 ％)
中央林間駅 40.1 万/㎡(昨年同期比 -15.1 ％)
中央林間駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -15.1％( -7.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 12.2年から +47.9 ％増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から -25.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.2 年 → 2022年 18.0 年、+47.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 8.7 分 → 2022年 9.8 分、+12.5 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 50.0 ％)
宮崎台駅 61.4 万/㎡(昨年同期比 -9.1 ％)
宮崎台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は61.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -9.1％( -6.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 17 件(１年前(2021年)に比べて +88.9％( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 20.8年から +9.0 ％増)。平均専有面積は 55.3 ㎡ (昨年 39.4 ㎡から +40.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 55.6 ％ → 2022年 41.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.8 分 → 2022年 12.5 分、+84.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 11.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示