【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期の東京りんかい線 (東雲駅～大崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は136万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +15.2％( +18.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 155 件(１年前(2023年)に比べて +12.3％( +17件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 17.9年(昨年 17.3年から +3.5 ％増)。平均専有面積は 60.1 ㎡ (昨年 60.3 ㎡から -0.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。大崎駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大崎駅で昨年に比べ +24.8 ％、単価は 167 万円/㎡となった。
上位 1 駅(大崎駅)は +24.8 ％(単価 +33.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(東雲駅)は +9.2 ％(単価 +10.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 46.4 ％ → 2024年 52.9 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.7 ％ → 2024年 1.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.0 ％ → 2024年 11.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 10.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は167万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +24.8％( +33.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 42 件(１年前(2023年)に比べて +31.2％( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった品川シーサイド駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は111万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +10.4％( +10.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 29 件(１年前(2023年)に比べて +70.6％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 東京りんかい線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東雲駅 | 121万/㎡ (11.2年/62.5㎡) | 110万/㎡ (9.6年/72.4㎡) | 89.6万/㎡ (10.5年/55.8㎡) |
| 国際展示場駅 | - | 130万/㎡ (4.3年/55.0㎡) | - |
| 東京テレポート駅 | - | - | - |
| 天王洲アイル駅 | 131万/㎡ (14.6年/60.7㎡) | 115万/㎡ (14.5年/70.7㎡) | 107万/㎡ (15.2年/72.8㎡) |
| 品川シーサイド駅 | 111万/㎡ (18.1年/69.5㎡) | 100万/㎡ (16.0年/66.2㎡) | 96.4万/㎡ (15.8年/68.2㎡) |
| 大井町駅 | 131万/㎡ (22.3年/53.5㎡) | 118万/㎡ (21.2年/47.5㎡) | 109万/㎡ (18.8年/53.5㎡) |
| 大崎駅 | 167万/㎡ (17.5年/59.2㎡) | 134万/㎡ (19.5年/61.6㎡) | 118万/㎡ (23.0年/48.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大崎駅 167.5 万/㎡(昨年同期比 +24.8 ％)
大崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は167万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +24.8％( +33.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 42 件(１年前(2023年)に比べて +31.2％( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 19.5年から -10.0 ％減)。平均専有面積は 59.2 ㎡ (昨年 61.6 ㎡から -3.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 19.5 年 → 2024年 17.5 年、-10.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 59.4 ％ → 2024年 59.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 26.2 ％)
東雲駅 120.6 万/㎡(昨年同期比 +9.2 ％)
東雲駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は121万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +9.2％( +10.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -26.3％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.2年(昨年 9.6年から +16.2 ％増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 72.4 ㎡から -13.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 6.9 分 → 2024年 6.1 分、-12.6 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.1 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 9.6 年 → 2024年 11.2 年、+16.2 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示