【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜9月期の東京りんかい線 (東雲駅~大崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は124万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +5.0%( +6.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 123 件(1年前(2022年)に比べて -40.6%( -84件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 18.4年から +0.1 %増)。平均専有面積は 53.2 ㎡ (昨年 49.0 ㎡から +8.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。東雲駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東雲駅で昨年に比べ +14.2 %、単価は 111 万円/㎡となった。
上位 1 駅(東雲駅)は +14.2 %(単価 +13.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(大崎駅)は +1.6 %(単価 +2.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 24.5 % → 2023年 18.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 6.1 分 → 2023年 6.8 分、+12.2 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 48.8 % → 2023年 33.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.8 % → 2023年 9.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は133万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +1.6%( +2.1万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 32 件(1年前(2022年)に比べて -52.2%( -35件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった品川シーサイド駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は106万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +2.1%( +2.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2022年)に比べて -41.7%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
東京りんかい線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
東雲駅 | 111万/㎡ (8.7年/49.1㎡) | 97.2万/㎡ (11.1年/45.2㎡) | 94.1万/㎡ (10.2年/47.5㎡) |
国際展示場駅 | - | - | - |
天王洲アイル駅 | 131万/㎡ (15.8年/64.5㎡) | 123万/㎡ (14.8年/61.7㎡) | 116万/㎡ (14.1年/64.7㎡) |
品川シーサイド駅 | 106万/㎡ (19.8年/63.9㎡) | 104万/㎡ (16.0年/63.8㎡) | 98.3万/㎡ (12.8年/67.4㎡) |
大井町駅 | 121万/㎡ (20.4年/42.9㎡) | 116万/㎡ (20.3年/41.2㎡) | 107万/㎡ (21.8年/38.0㎡) |
大崎駅 | 133万/㎡ (21.7年/50.3㎡) | 131万/㎡ (22.0年/47.4㎡) | 121万/㎡ (20.8年/54.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
東雲駅 111.0 万/㎡(昨年同期比 +14.2 %)
東雲駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は111万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +14.2%( +13.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2022年)に比べて -57.7%( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.7年(昨年 11.1年から -21.6 %減)。平均専有面積は 49.1 ㎡ (昨年 45.2 ㎡から +8.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 11.1 年 → 2023年 8.7 年、-21.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 5.7 分 → 2023年 7.5 分、+31.8 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 46.2 % → 2023年 18.2 %)
大崎駅 133.2 万/㎡(昨年同期比 +1.6 %)
大崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は133万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +1.6%( +2.1万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 32 件(1年前(2022年)に比べて -52.2%( -35件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 22.0年から -1.2 %減)。平均専有面積は 50.3 ㎡ (昨年 47.4 ㎡から +6.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.5 % → 2023年 3.1 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.5 % → 2023年 3.1 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 59.7 % → 2023年 46.9 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.9 % → 2023年 15.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示