【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期の近鉄名古屋線 (近鉄名古屋駅～近鉄弥富駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -12.0％( -2.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 14 件(１年前(2022年)に比べて +7.7％( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 24.3年から +26.8 ％増)。平均専有面積は 67.1 ㎡ (昨年 76.9 ㎡から -12.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。富吉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは富吉駅で昨年に比べ +52.7 ％、単価は 10.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(富吉駅)は +52.7 ％(単価 +3.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(烏森駅)は -39.2 ％(単価 -13.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.5 分 → 2023年 7.1 分、-25.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 24.3 年 → 2023年 30.9 年、+26.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 58.3 ％ → 2023年 64.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった黄金駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +10.8％( +2.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -40.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった富吉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +52.7％( +3.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄名古屋線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 近鉄名古屋駅 | - | - | - |
| 米野駅 | - | - | - |
| 黄金駅 | 25.2万/㎡ (31.4年/71.7㎡) | 22.7万/㎡ (30.8年/69.0㎡) | 36.2万/㎡ (15.0年/77.5㎡) |
| 烏森駅 | 20.3万/㎡ (30.7年/38.3㎡) | 33.3万/㎡ (15.5年/75.0㎡) | 14.7万/㎡ (31.0年/15.0㎡) |
| 近鉄八田駅 | - | - | - |
| 伏屋駅 | 24.6万/㎡ (21.3年/78.3㎡) | - | 14.5万/㎡ (21.5年/82.5㎡) |
| 戸田駅 | - | 17.5万/㎡ (30.0年/80.0㎡) | - |
| 近鉄蟹江駅 | 20.9万/㎡ (14.0年/110㎡) | 25.8万/㎡ (15.0年/85.0㎡) | 16.0万/㎡ (30.0年/75.0㎡) |
| 富吉駅 | 10.6万/㎡ (42.0年/66.2㎡) | 6.9万/㎡ (0年/65.0㎡) | 9.6万/㎡ (45.0年/50.0㎡) |
| 佐古木駅 | - | 9.4万/㎡ (29.0年/80.0㎡) | 17.5万/㎡ (18.0年/80.0㎡) |
| 近鉄弥富駅 | - | 22.7万/㎡ (18.0年/110㎡) | 16.7万/㎡ (19.5年/87.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
富吉駅 10.6 万/㎡(昨年同期比 +52.7 ％)
富吉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +52.7％( +3.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +1.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 25.0 ％)
烏森駅 20.3 万/㎡(昨年同期比 -39.2 ％)
烏森駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -39.2％( -13.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 15.5年から +97.9 ％増)。平均専有面積は 38.3 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -48.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.5 分 → 2023年 5.0 分、-56.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 15.5 年 → 2023年 30.7 年、+97.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示