【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の山陽新幹線 (徳山駅~新下関駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +12.3%( +2.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 28 件(1年前(2023年)に比べて +21.7%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 25.2年から -20.7 %減)。平均専有面積は 76.1 ㎡ (昨年 74.1 ㎡から +2.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。徳山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは徳山駅で昨年に比べ +51.7 %、単価は 24.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(徳山駅)は +51.7 %(単価 +8.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新下関駅)は -20.3 %(単価 -4.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 25.2 年 → 2024年 20.0 年、-20.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.8 分 → 2024年 10.9 分、-21.0 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.5 % → 2024年 10.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 % → 2024年 7.1 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.0 % → 2024年 7.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった徳山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +51.7%( +8.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて +20.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新下関駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -20.3%( -4.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -12.5%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
山陽新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
徳山駅 | 24.5万/㎡ (17.9年/75.8㎡) | 16.1万/㎡ (29.7年/70.5㎡) | 20.1万/㎡ (25.9年/72.3㎡) |
新山口駅 | 23.2万/㎡ (17.0年/78.9㎡) | 24.2万/㎡ (16.2年/76.0㎡) | 26.3万/㎡ (11.2年/65.0㎡) |
厚狭駅 | - | - | - |
新下関駅 | 17.4万/㎡ (27.4年/72.9㎡) | 21.9万/㎡ (25.9年/77.5㎡) | 33.2万/㎡ (2.0年/76.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
徳山駅 24.5 万/㎡(昨年同期比 +51.7 %)
徳山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +51.7%( +8.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて +20.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.9年(昨年 29.7年から -39.6 %減)。平均専有面積は 75.8 ㎡ (昨年 70.5 ㎡から +7.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 29.7 年 → 2024年 17.9 年、-39.6 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 % → 2024年 16.7 %)
新下関駅 17.4 万/㎡(昨年同期比 -20.3 %)
新下関駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -20.3%( -4.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -12.5%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 25.9年から +6.0 %増)。平均専有面積は 72.9 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -6.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.8 分 → 2024年 8.9 分、-35.6 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 28.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 % → 2024年 42.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示