【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期のJR神戸線 (大阪駅~塚本駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は88.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +31.3%( +21.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 111 件(1年前(2023年)に比べて -19.0%( -26件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 22.9年から -8.5 %減)。平均専有面積は 48.7 ㎡ (昨年 40.6 ㎡から +20.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。大阪駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大阪駅で昨年に比べ +43.3 %、単価は 209 万円/㎡となった。
上位 1 駅(大阪駅)は +43.3 %(単価 +63.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(塚本駅)は +8.7 %(単価 +4.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.2 % → 2024年 10.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.4 % → 2024年 13.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 24.8 % → 2024年 17.1 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.0 % → 2024年 9.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は209万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +43.3%( +63.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2023年)に比べて -3.8%( -1件/㎡)と小幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった塚本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +8.7%( +4.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 86 件(1年前(2023年)に比べて -22.5%( -25件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR神戸線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大阪駅 | 209万/㎡ (13.3年/80.4㎡) | 146万/㎡ (18.7年/68.8㎡) | 117万/㎡ (17.0年/61.2㎡) |
塚本駅 | 52.8万/㎡ (23.2年/39.5㎡) | 48.6万/㎡ (23.9年/34.0㎡) | 48.2万/㎡ (21.9年/36.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大阪駅 209.4 万/㎡(昨年同期比 +43.3 %)
大阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は209万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +43.3%( +63.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2023年)に比べて -3.8%( -1件/㎡)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.3年(昨年 18.7年から -28.7 %減)。平均専有面積は 80.4 ㎡ (昨年 68.8 ㎡から +16.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 18.7 年 → 2024年 13.3 年、-28.7 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 19.2 % → 2024年 8.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 19.2 % → 2024年 12.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.5 % → 2024年 4.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.5 % → 2024年 8.0 %)
塚本駅 52.8 万/㎡(昨年同期比 +8.7 %)
塚本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +8.7%( +4.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 86 件(1年前(2023年)に比べて -22.5%( -25件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.2年(昨年 23.9年から -2.9 %減)。平均専有面積は 39.5 ㎡ (昨年 34.0 ㎡から +16.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.7 % → 2024年 14.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.4 % → 2024年 15.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.9 % → 2024年 20.9 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.8 % → 2024年 15.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示