【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR神戸線 (大阪駅~塚本駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は91.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +44.5%( +28.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて -65.1%( -41件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.4年(昨年 24.7年から -9.3 %減)。平均専有面積は 73.4 ㎡ (昨年 46.9 ㎡から +56.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。大阪駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大阪駅で昨年に比べ +62.2 %、単価は 242 万円/㎡となった。
上位 1 駅(大阪駅)は +62.2 %(単価 +92.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(塚本駅)は +9.5 %(単価 +4.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 6.8 分 → 2024年 6.0 分、-12.6 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.9 % → 2024年 13.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 49.2 % → 2024年 40.9 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 30.2 % → 2024年 22.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は242万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +62.2%( +92.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -58.3%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった塚本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +9.5%( +4.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -34件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR神戸線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大阪駅 | 242万/㎡ (16.8年/146㎡) | 149万/㎡ (19.8年/76.2㎡) | 114万/㎡ (5.3年/73.3㎡) |
塚本駅 | 47.1万/㎡ (24.0年/52.1㎡) | 43.0万/㎡ (25.8年/40.0㎡) | 45.5万/㎡ (22.8年/42.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大阪駅 242.0 万/㎡(昨年同期比 +62.2 %)
大阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は242万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +62.2%( +92.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -58.3%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 19.8年から -15.3 %減)。平均専有面積は 146.0 ㎡ (昨年 76.2 ㎡から +91.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 19.8 年 → 2024年 16.8 年、-15.3 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 20.0 %)
塚本駅 47.1 万/㎡(昨年同期比 +9.5 %)
塚本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +9.5%( +4.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -34件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 25.8年から -6.9 %減)。平均専有面積は 52.1 ㎡ (昨年 40.0 ㎡から +30.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 6.6 分 → 2024年 5.5 分、-16.7 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 56.9 % → 2024年 52.9 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.7 % → 2024年 5.9 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.3 % → 2024年 29.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示