【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期のJR山陽本線 (姫路駅～相生駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -4.6％( -1.2万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 45 件(１年前(2020年)に比べて +66.7％( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 18.6年から +12.9 ％増)。平均専有面積は 67.9 ㎡ (昨年 62.6 ㎡から +8.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。姫路駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは英賀保駅で昨年に比べ -24.7 ％、単価は 10.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(姫路駅)は -3.5 ％(単価 -0.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(英賀保駅)は -24.7 ％(単価 -3.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 24.0 分 → 2021年 16.6 分、-30.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.4 ％ → 2021年 7.7 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.0 ％ → 2021年 8.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 18.6 年 → 2021年 21.0 年、+12.9 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 8.0 ％ → 2021年 2.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 48.0 ％ → 2021年 48.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -3.5％( -0.9万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 36 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった英賀保駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -24.7％( -3.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +66.7％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR山陽本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 姫路駅 | 26.2万/㎡ (19.6年/66.8㎡) | 27.2万/㎡ (16.7年/63.1㎡) | 20.2万/㎡ (25.0年/65.3㎡) |
| 英賀保駅 | 10.7万/㎡ (33.8年/67.0㎡) | 14.2万/㎡ (32.4年/58.3㎡) | 12.9万/㎡ (26.8年/76.0㎡) |
| はりま勝原駅 | 35.9万/㎡ (8.8年/72.5㎡) | - | - |
| 網干駅 | 17.3万/㎡ (27.3年/85.0㎡) | - | - |
| 竜野駅 | - | - | - |
| 相生駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
姫路駅 26.2 万/㎡(昨年同期比 -3.5 ％)
姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -3.5％( -0.9万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 36 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.6年(昨年 16.7年から +17.5 ％増)。平均専有面積は 66.8 ㎡ (昨年 63.1 ㎡から +5.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 25.5 分 → 2021年 18.0 分、-29.4 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 ％ → 2021年 10.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 16.7 年 → 2021年 19.6 年、+17.5 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 40.9 ％ → 2021年 44.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 ％ → 2021年 3.4 ％)
英賀保駅 10.7 万/㎡(昨年同期比 -24.7 ％)
英賀保駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -24.7％( -3.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +66.7％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 32.4年から +4.1 ％増)。平均専有面積は 67.0 ㎡ (昨年 58.3 ㎡から +14.9 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.3 分 → 2021年 16.2 分、+31.4 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示