【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年1月〜3月期の阪急伊丹線 (塚口駅~伊丹駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +24.5%( +7.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 34 件(1年前(2019年)に比べて -12.8%( -5件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 21.2年(昨年 24.3年から -13.0 %減)。平均専有面積は 69.3 ㎡ (昨年 63.7 ㎡から +8.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。塚口駅、伊丹駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは塚口駅で昨年に比べ +27.0 %、単価は 40.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(塚口駅)は +27.0 %(単価 +8.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新伊丹駅)は +11.8 %(単価 +3.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 24.3 年 → 2020年 21.2 年、-13.0 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 12.8 分 → 2020年 11.6 分、-10.0 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.1 % → 2020年 11.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 48.6 % → 2020年 24.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.4 % → 2020年 15.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 5.7 % → 2020年 3.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塚口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +27.0%( +8.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2019年)に比べて -20.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新伊丹駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +11.8%( +3.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
阪急伊丹線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
塚口駅 | 40.1万/㎡ (22.3年/66.2㎡) | 31.5万/㎡ (24.9年/60.0㎡) | 33.2万/㎡ (26.0年/58.8㎡) |
稲野駅 | - | - | - |
新伊丹駅 | 33.5万/㎡ (23.0年/62.5㎡) | 30.0万/㎡ (24.3年/65.0㎡) | 29.9万/㎡ (24.5年/75.0㎡) |
伊丹駅 | 37.2万/㎡ (20.2年/71.8㎡) | 29.8万/㎡ (24.0年/66.2㎡) | 27.4万/㎡ (24.4年/70.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
塚口駅 40.1 万/㎡(昨年同期比 +27.0 %)
塚口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +27.0%( +8.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2019年)に比べて -20.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 24.9年から -10.4 %減)。平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +10.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 24.9 年 → 2020年 22.3 年、-10.4 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 7.9 分 → 2020年 4.4 分、-44.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 13.3 % → 2020年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 33.3 %)
新伊丹駅 33.5 万/㎡(昨年同期比 +11.8 %)
新伊丹駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +11.8%( +3.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 24.3年から -5.1 %減)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -3.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 75.0 % → 2020年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示