茨城県の賃貸一戸建て家賃相場

賃貸一戸建ての「売却相場」を調べる

茨城県の周辺環境

関東地方の北東部に位置する茨城県。県北部や東部に工業地帯が広がる一方、県南部は筑波研究学園都市があるほか、東京のベッドタウン化が進んでいます。日本屈指の農業地帯でもあり、首都圏の食料基地となっています。

夏は多雨多湿、冬は少雨乾燥

茨城県の人口は291万人。県庁所在地は水戸市で、人口27万人を擁しています。都道府県人口は全国11位と上位にいますが、人口30万人を超す都市は1つもありません。人口23万人のつくば市、18万人の日立市などが拠点都市です。

夏は多雨多湿、冬は少雨乾燥の太平洋側気候に属します。全般に夏は北東気流の影響を受けて比較的涼しく、冬は放射冷却によって冷え込みます。冬の気温は関東平野では最も低い地域です。過去につくば市でマイナス17度を記録したことがあります。

日立、新日鉄住金系の工場が集中

古代から農業に適した土地で、常陸国風土記で「常世の国」といわれてきました。県土の大半を平地が占め、その多くが農地になっています。農業生産額は北海道に次ぐ2位。全国一の生産量を誇るメロンのほか、ピーマンやレタス、白菜も特産です。

水産業ではアンコウやシジミ、ワカサギなどが有名で、畜産物では常陸牛、鶏卵、ローズポークなどを生産しています。コイヘルペスの影響で休業していた霞ケ浦のコイ養殖も再開しました。

工業は日立市とひたちなか市に日立グループの工場が数多くあるほか、鹿嶋市には新日鉄住金グループの企業が集中しています。つくば市にはインテル日本法人をはじめ、先端企業が進出しています。

県南部は公共交通が充実

関東では唯一、大手私鉄の路線がありませんが、JR東日本の各線やつくばエキスプレスが運行し、県南部の公共交通は充実してきました。しかし、県北部は依然として車社会の傾向が強くなっています。

東京のベッドタウン化が進む県南部は標準語が一般的になりつつありますが、それ以外では伝統的な茨城弁が使われています。

県南部は東京都心へ電車で約30分の位置にあり、住宅開発が活発です。医療機関やスーパーも数多く進出し、首都圏化が進んでいます。