【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜9月期のJR佐世保線 (三河内駅~佐世保駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.1万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +13.8%( +6.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 94 件(1年前(2022年)に比べて -26.6%( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.6年(昨年 33.0年から -4.1 %減)。平均土地面積は 82.7 坪 (昨年 91.1 坪から -9.2 %減)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 58.8 坪から -20.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。早岐駅、佐世保駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは三河内駅で昨年に比べ +214.4 %、坪単価は 24.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(三河内駅)は +214.4 %(坪単価 +16.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(日宇駅)は -9.0 %(坪単価 -6.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 48.3 % → 2023年 44.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.7 % → 2023年 23.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2022年 23.0 % → 2023年 23.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった早岐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.9万円/坪(19.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +34.5%( +16.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2022年)に比べて -40.7%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三河内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.6万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +214.4%( +16.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR佐世保線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
三河内駅 | 24.6万/坪 (41.7年/80.5坪) | 7.8万/坪 (56.7年/145坪) | 64.2万/坪 (17.0年/69.6坪) |
早岐駅 | 65.9万/坪 (25.0年/75.9坪) | 49.0万/坪 (33.9年/81.9坪) | 56.4万/坪 (25.3年/82.2坪) |
大塔駅 | 63.6万/坪 (23.8年/86.2坪) | 61.6万/坪 (24.7年/105坪) | 65.3万/坪 (27.2年/96.5坪) |
日宇駅 | 63.3万/坪 (20.9年/90.4坪) | 69.6万/坪 (22.3年/82.5坪) | 58.4万/坪 (23.0年/69.0坪) |
佐世保駅 | 46.9万/坪 (42.6年/75.3坪) | 36.0万/坪 (38.5年/86.9坪) | 53.2万/坪 (39.1年/88.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三河内駅 24.6 万/坪(昨年同期比 +214.4 %)
三河内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.6万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +214.4%( +16.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.7年(昨年 56.7年から -26.4 %減)。平均土地面積は 80.5 坪 (昨年 145.2 坪から -44.5 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 62.5 坪から -29.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 56.7 年 → 2023年 41.7 年、-26.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 47.0 分 → 2023年 39.5 分、-16.0 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 66.7 %)
日宇駅 63.3 万/坪(昨年同期比 -9.0 %)
日宇駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.3万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -9.0%( -6.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 25 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.9年(昨年 22.3年から -6.3 %減)。平均土地面積は 90.4 坪 (昨年 82.5 坪から +9.5 %増)。平均建物面積は 43.3 坪 (昨年 41.0 坪から +5.7 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 % → 2023年 37.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 18.8 % → 2023年 18.8 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 % → 2023年 31.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示