【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の京阪京津線 (御陵駅~四宮駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.9万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -14.3%( -9.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 58 件(1年前(2020年)に比べて +38.1%( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.7年(昨年 28.5年から +21.6 %増)。平均土地面積は 34.0 坪 (昨年 47.8 坪から -28.7 %減)。平均建物面積は 28.9 坪 (昨年 37.9 坪から -23.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。四宮駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは四宮駅で昨年に比べ +9.6 %、坪単価は 54.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(四宮駅)は +9.6 %(坪単価 +4.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(御陵駅)は -24.9 %(坪単価 -20.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 39.5 % → 2021年 24.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 28.5 年 → 2021年 34.7 年、+21.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 31.6 % → 2021年 51.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 23.7 % → 2021年 18.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった御陵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.8万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -24.9%( -20.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 35 件(1年前(2020年)に比べて +34.6%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった四宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.9万円/坪(16.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +9.6%( +4.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 20 件(1年前(2020年)に比べて +53.8%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
京阪京津線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
御陵駅 | 61.8万/坪 (32.0年/35.8坪) | 82.3万/坪 (26.2年/46.2坪) | 60.1万/坪 (29.6年/35.5坪) |
京阪山科駅 | - | - | - |
四宮駅 | 54.9万/坪 (39.9年/30.4坪) | 50.1万/坪 (31.9年/55.8坪) | 90.0万/坪 (17.5年/34.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
四宮駅 54.9 万/坪(昨年同期比 +9.6 %)
四宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.9万円/坪(16.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +9.6%( +4.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 20 件(1年前(2020年)に比べて +53.8%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.9年(昨年 31.9年から +25.0 %増)。平均土地面積は 30.4 坪 (昨年 55.8 坪から -45.6 %減)。平均建物面積は 26.6 坪 (昨年 51.3 坪から -48.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 12.2 分 → 2021年 10.7 分、-12.5 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.3 % → 2021年 15.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 41.7 % → 2021年 5.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 31.9 年 → 2021年 39.9 年、+25.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 41.7 % → 2021年 73.7 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 23.1 % → 2021年 10.0 %)
御陵駅 61.8 万/坪(昨年同期比 -24.9 %)
御陵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.8万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -24.9%( -20.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 35 件(1年前(2020年)に比べて +34.6%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 26.2年から +21.9 %増)。平均土地面積は 35.8 坪 (昨年 46.2 坪から -22.5 %減)。平均建物面積は 28.9 坪 (昨年 32.0 坪から -9.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 26.2 年 → 2021年 32.0 年、+21.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.4 % → 2021年 40.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 34.8 % → 2021年 21.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示