【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年10月〜12月期の東武野田線 (大宮駅～南桜井駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -8.6％( -3.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 41 件(１年前(2021年)に比べて +7.9％( +3件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 29.2年(昨年 28.4年から +2.8 ％増)。平均専有面積は 62.0 ㎡ (昨年 63.4 ㎡から -2.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大和田駅、岩槻駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは豊春駅で昨年に比べ +401.5 ％、単価は 17.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(豊春駅、大和田駅)は +239.9 ％(単価 +12.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(東岩槻駅、南桜井駅)は -43.7 ％(単価 -6.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.5 ％ → 2022年 14.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 13.9 分 → 2022年 16.2 分、+16.8 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 55.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -11.7％( -6.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて -15.8％( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東岩槻駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -51.6％( -8.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 東武野田線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大宮駅 | 51.4万/㎡ (25.0年/67.8㎡) | 58.2万/㎡ (24.7年/61.8㎡) | 42.2万/㎡ (26.3年/63.7㎡) |
| 北大宮駅 | 65.1万/㎡ (11.3年/62.5㎡) | - | 34.2万/㎡ (24.3年/55.0㎡) |
| 大宮公園駅 | 35.0万/㎡ (33.8年/60.0㎡) | 32.9万/㎡ (28.4年/66.7㎡) | - |
| 大和田駅 | 27.3万/㎡ (31.4年/55.0㎡) | 15.3万/㎡ (24.8年/85.0㎡) | 28.7万/㎡ (30.3年/62.5㎡) |
| 七里駅 | 10.4万/㎡ (46.3年/70.0㎡) | 14.2万/㎡ (37.0年/54.0㎡) | 14.5万/㎡ (38.4年/66.7㎡) |
| 岩槻駅 | 18.8万/㎡ (35.5年/55.0㎡) | 13.7万/㎡ (31.8年/67.5㎡) | 19.4万/㎡ (27.8年/72.5㎡) |
| 東岩槻駅 | 7.6万/㎡ (51.8年/50.0㎡) | 15.7万/㎡ (39.8年/70.0㎡) | 32.5万/㎡ (25.8年/55.0㎡) |
| 豊春駅 | 17.0万/㎡ (27.4年/66.7㎡) | 3.4万/㎡ (44.8年/65.0㎡) | 10.5万/㎡ (45.8年/75.0㎡) |
| 八木崎駅 | - | - | - |
| 春日部駅 | 36.7万/㎡ (29.2年/56.4㎡) | 35.6万/㎡ (23.0年/64.0㎡) | 16.6万/㎡ (29.2年/62.1㎡) |
| 南桜井駅 | 10.0万/㎡ (44.8年/45.0㎡) | 15.6万/㎡ (43.8年/90.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
豊春駅 17.0 万/㎡(昨年同期比 +401.5 ％)
豊春駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +401.5％( +13.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 44.8年から -38.7 ％減)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +2.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 44.8 年 → 2022年 27.4 年、-38.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 18.0 分 → 2022年 14.0 分、-22.2 ％と大きく減少)
大和田駅 27.3 万/㎡(昨年同期比 +78.3 ％)
大和田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +78.3％( +12.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.4年(昨年 24.8年から +26.9 ％増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -35.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.8 年 → 2022年 31.4 年、+26.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.0 分 → 2022年 18.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
東岩槻駅 7.6 万/㎡(昨年同期比 -51.6 ％)
東岩槻駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -51.6％( -8.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 51.8年(昨年 39.8年から +30.2 ％増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -28.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 39.8 年 → 2022年 51.8 年、+30.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.0 分 → 2022年 4.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
南桜井駅 10.0 万/㎡(昨年同期比 -35.7 ％)
南桜井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -35.7％( -5.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 44.8年(昨年 43.8年から +2.3 ％増)。平均専有面積は 45.0 ㎡ (昨年 90.0 ㎡から -50.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 8.0 分 → 2022年 9.0 分、+12.5 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示