【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期の東海道新幹線 (熱海駅~浜松駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +18.0%( +4.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 150 件(1年前(2024年)に比べて +23.0%( +28件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 28.9年から +7.1 %増)。平均専有面積は 71.0 ㎡ (昨年 66.8 ㎡から +6.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。熱海駅、静岡駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは掛川駅で昨年に比べ +125.4 %、単価は 37.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(掛川駅)は +125.4 %(単価 +20.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(浜松駅)は +0.4 %(単価 +0.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.9 % → 2025年 3.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 53.0 % → 2025年 49.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.5 % → 2025年 28.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 9.3 % → 2025年 7.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった掛川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +125.4%( +20.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浜松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +0.4%( +0.1万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 45 件(1年前(2024年)に比べて -26.2%( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 東海道新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 熱海駅 | 34.7万/㎡ (37.0年/70.5㎡) | 30.7万/㎡ (35.7年/73.8㎡) | 44.8万/㎡ (34.9年/70.0㎡) |
| 三島駅 | 35.0万/㎡ (22.2年/81.7㎡) | 32.8万/㎡ (19.8年/77.3㎡) | 32.4万/㎡ (19.1年/76.5㎡) |
| 新富士駅 | - | - | - |
| 静岡駅 | 36.1万/㎡ (27.2年/75.4㎡) | 30.1万/㎡ (29.9年/62.1㎡) | 33.9万/㎡ (28.2年/67.5㎡) |
| 掛川駅 | 37.3万/㎡ (21.3年/95.0㎡) | 16.6万/㎡ (29.6年/43.3㎡) | 40.0万/㎡ (0年/70.0㎡) |
| 浜松駅 | 24.0万/㎡ (27.8年/65.0㎡) | 23.9万/㎡ (28.2年/66.7㎡) | 22.7万/㎡ (27.1年/62.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
掛川駅 37.3 万/㎡(昨年同期比 +125.4 %)
掛川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +125.4%( +20.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 29.6年から -28.2 %減)。平均専有面積は 95.0 ㎡ (昨年 43.3 ㎡から +119.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 29.6 年 → 2025年 21.3 年、-28.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.5 分 → 2025年 6.0 分、+33.3 %と大きく増加)
浜松駅 24.0 万/㎡(昨年同期比 +0.4 %)
浜松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +0.4%( +0.1万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 45 件(1年前(2024年)に比べて -26.2%( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 28.2年から -1.4 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から -2.6 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.7 % → 2025年 4.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 55.2 % → 2025年 47.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 25.2 分 → 2025年 30.9 分、+22.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.2 % → 2025年 20.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 5.9 % → 2025年 2.8 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示