【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の東海道新幹線 (新横浜駅~小田原駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は83.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +17.0%( +12.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 136 件(1年前(2024年)に比べて -29.5%( -57件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 19.2年から -3.6 %減)。平均専有面積は 52.9 ㎡ (昨年 55.7 ㎡から -5.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新横浜駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新横浜駅で昨年に比べ +19.1 %、単価は 90.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(新横浜駅)は +19.1 %(単価 +14.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(小田原駅)は -5.0 %(単価 -2.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.8 % → 2025年 14.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.7 % → 2025年 10.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.7 % → 2025年 8.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 32.8 % → 2025年 34.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新横浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は90.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +19.1%( +14.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 109 件(1年前(2024年)に比べて -24.3%( -35件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小田原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -5.0%( -2.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 27 件(1年前(2024年)に比べて -44.9%( -22件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 東海道新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新横浜駅 | 90.6万/㎡ (18.3年/48.6㎡) | 76.1万/㎡ (20.0年/51.6㎡) | 73.3万/㎡ (20.3年/49.1㎡) |
| 小田原駅 | 54.1万/㎡ (19.3年/70.2㎡) | 56.9万/㎡ (16.9年/67.6㎡) | 45.5万/㎡ (21.9年/71.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新横浜駅 90.6 万/㎡(昨年同期比 +19.1 %)
新横浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は90.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +19.1%( +14.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 109 件(1年前(2024年)に比べて -24.3%( -35件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 20.0年から -8.8 %減)。平均専有面積は 48.6 ㎡ (昨年 51.6 ㎡から -5.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.5 % → 2025年 4.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 8.4 % → 2025年 7.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.8 % → 2025年 38.2 %)
小田原駅 54.1 万/㎡(昨年同期比 -5.0 %)
小田原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -5.0%( -2.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 27 件(1年前(2024年)に比べて -44.9%( -22件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 16.9年から +14.2 %増)。平均専有面積は 70.2 ㎡ (昨年 67.6 ㎡から +3.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 8.9 分 → 2025年 6.9 分、-21.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.3 % → 2025年 36.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.1 % → 2025年 12.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 16.9 年 → 2025年 19.3 年、+14.2 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.0 % → 2025年 11.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 10.2 % → 2025年 7.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示