【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期のJR呉線 (三原駅～広島駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.7万円/坪(15.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +12.8％( +5.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 111 件(１年前(2023年)に比べて -7.5％( -9件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 67.7 坪 (昨年 90.0 坪から -24.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。安芸津駅、海田市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは安芸川尻駅で昨年に比べ +1223.4 ％、坪単価は 18.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(安芸川尻駅、新広駅)は +715.8 ％(坪単価 +25.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(忠海駅、安浦駅)は -69.4 ％(坪単価 -5.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.2 ％ → 2024年 6.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった広島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.2万円/坪(27.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -15.4％( -16.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 48 件(１年前(2023年)に比べて +29.7％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった忠海駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -79.6％( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR呉線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三原駅 | 12.2万/坪 (55.3坪) | 16.2万/坪 (109坪) | 9.9万/坪 (87.0坪) |
| 須波駅 | - | 1.5万/坪 (33.3坪) | 5.3万/坪 (78.7坪) |
| 安芸幸崎駅 | - | 4.1万/坪 (160坪) | - |
| 忠海駅 | 1.8万/坪 (48.9坪) | 8.6万/坪 (454坪) | 3.9万/坪 (36.3坪) |
| 安芸長浜駅 | - | - | - |
| 大乗駅 | - | 5.0万/坪 (49.9坪) | - |
| 竹原駅 | 15.8万/坪 (115坪) | - | 7.8万/坪 (54.1坪) |
| 吉名駅 | - | - | - |
| 安芸津駅 | 11.7万/坪 (37.1坪) | 8.5万/坪 (25.7坪) | 4.8万/坪 (92.3坪) |
| 風早駅 | - | - | - |
| 安浦駅 | 2.2万/坪 (24.2坪) | 5.5万/坪 (104坪) | 9.5万/坪 (178坪) |
| 安登駅 | - | - | - |
| 安芸川尻駅 | 18.2万/坪 (60.5坪) | 1.4万/坪 (36.3坪) | 13.9万/坪 (115坪) |
| 仁方駅 | - | 5.0万/坪 (12.1坪) | 19.1万/坪 (158坪) |
| 広駅 | 19.8万/坪 (38.4坪) | 25.9万/坪 (127坪) | 28.2万/坪 (71.1坪) |
| 新広駅 | 49.2万/坪 (29.5坪) | 15.9万/坪 (27.7坪) | 36.6万/坪 (197坪) |
| 安芸阿賀駅 | 26.0万/坪 (150坪) | 8.6万/坪 (22.7坪) | 24.3万/坪 (164坪) |
| 呉駅 | 18.1万/坪 (101坪) | 23.6万/坪 (107坪) | 17.6万/坪 (95.1坪) |
| 川原石駅 | 50.1万/坪 (49.9坪) | 21.5万/坪 (30.3坪) | 24.4万/坪 (127坪) |
| 吉浦駅 | 14.7万/坪 (48.4坪) | - | - |
| かるが浜駅 | - | - | 4.7万/坪 (84.7坪) |
| 天応駅 | - | 6.5万/坪 (215坪) | 11.7万/坪 (145坪) |
| 呉ポートピア駅 | - | - | - |
| 小屋浦駅 | - | 5.3万/坪 (37.8坪) | 10.1万/坪 (109坪) |
| 水尻駅 | - | - | - |
| 坂駅 | 37.6万/坪 (81.7坪) | 51.2万/坪 (60.5坪) | 9.7万/坪 (103坪) |
| 矢野駅 | 26.5万/坪 (68.7坪) | 22.6万/坪 (80.5坪) | 16.1万/坪 (148坪) |
| 海田市駅 | 41.7万/坪 (111坪) | 27.7万/坪 (119坪) | 23.7万/坪 (107坪) |
| 向洋駅 | 53.6万/坪 (71.1坪) | 75.4万/坪 (61.3坪) | 58.6万/坪 (71.5坪) |
| 広島駅 | 90.2万/坪 (59.4坪) | 107万/坪 (72.5坪) | 82.1万/坪 (61.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
安芸川尻駅 18.2 万/坪(昨年同期比 +1223.4 ％)
安芸川尻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.2万円/坪(5.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +1223.4％( +16.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 36.3 坪から +66.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.0 分 → 2024年 6.0 分、-66.7 ％と大きく減少)
新広駅 49.2 万/坪(昨年同期比 +208.3 ％)
新広駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.2万円/坪(14.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +208.3％( +33.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 29.5 坪 (昨年 27.7 坪から +6.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.5 分 → 2024年 9.5 分、-45.7 ％と大きく減少)
忠海駅 1.8 万/坪(昨年同期比 -79.6 ％)
忠海駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -79.6％( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 48.9 坪 (昨年 453.8 坪から -89.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 10.3 分、+72.2 ％と大きく増加)
安浦駅 2.2 万/坪(昨年同期比 -59.1 ％)
安浦駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -59.1％( -3.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 104.4 坪から -76.8 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示