【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期のJR加古川線 (加古川駅～谷川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.9万円/坪(6.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +26.3％( +4.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(１年前(2023年)に比べて -11.9％( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 103.2 坪 (昨年 109.5 坪から -5.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。加古川駅、日岡駅、滝野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは厄神駅で昨年に比べ +2897.1 ％、坪単価は 9.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(厄神駅、西脇市駅)は +1625.9 ％(坪単価 +8.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(青野ケ原駅、社町駅)は -79.6 ％(坪単価 -12.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 ％ → 2024年 5.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった加古川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.3万円/坪(10.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +23.9％( +6.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2023年)に比べて +15.4％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった青野ケ原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.17万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -81.8％( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR加古川線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 加古川駅 | 35.3万/坪 (77.7坪) | 28.5万/坪 (78.2坪) | 27.2万/坪 (72.9坪) |
| 日岡駅 | 22.7万/坪 (80.7坪) | 16.3万/坪 (222坪) | 22.5万/坪 (63.5坪) |
| 神野駅 | - | 12.2万/坪 (195坪) | 19.8万/坪 (75.6坪) |
| 厄神駅 | 9.0万/坪 (304坪) | 0.3万/坪 (30.3坪) | 9.4万/坪 (53.4坪) |
| 市場駅 | 6.1万/坪 (56.0坪) | - | 16.8万/坪 (54.5坪) |
| 小野町駅 | 1.2万/坪 (133坪) | - | - |
| 粟生駅 | - | - | 5.0万/坪 (76.6坪) |
| 河合西駅 | - | - | - |
| 青野ケ原駅 | 0.6万/坪 (363坪) | 3.0万/坪 (251坪) | 1.6万/坪 (514坪) |
| 社町駅 | 6.6万/坪 (24.2坪) | 29.3万/坪 (46.9坪) | 5.9万/坪 (232坪) |
| 滝野駅 | 22.7万/坪 (52.9坪) | 14.8万/坪 (66.2坪) | 9.7万/坪 (180坪) |
| 滝駅 | - | - | 14.2万/坪 (175坪) |
| 西脇市駅 | 9.9万/坪 (107坪) | 2.2万/坪 (163坪) | 7.0万/坪 (159坪) |
| 新西脇駅 | 8.9万/坪 (66.6坪) | - | 3.9万/坪 (200坪) |
| 比延駅 | - | - | 3.5万/坪 (203坪) |
| 日本へそ公園駅 | - | - | - |
| 黒田庄駅 | - | 2.9万/坪 (110坪) | 2.8万/坪 (424坪) |
| 本黒田駅 | - | - | 4.0万/坪 (96.8坪) |
| 船町口駅 | - | - | - |
| 久下村駅 | - | - | - |
| 谷川駅 | - | 2.2万/坪 (113坪) | 0.4万/坪 (284坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
厄神駅 9.0 万/坪(昨年同期比 +2897.1 ％)
厄神駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.0万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +2897.1％( +8.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 304.0 坪 (昨年 30.3 坪から +905.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 22.0 分、-26.7 ％と大きく減少)
西脇市駅 9.9 万/坪(昨年同期比 +354.6 ％)
西脇市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +354.6％( +7.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 107.4 坪 (昨年 163.4 坪から -34.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 61.2 分 → 2024年 34.6 分、-43.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 14.3 ％)
青野ケ原駅 0.6 万/坪(昨年同期比 -81.8 ％)
青野ケ原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.17万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -81.8％( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 251.1 坪から +44.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 13.0 分、-56.7 ％と大きく減少)
社町駅 6.6 万/坪(昨年同期比 -77.4 ％)
社町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.6万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -77.4％( -22.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 46.9 坪から -48.4 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示