【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期の阪神なんば線 (出来島駅～桜川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +3.6％( +4.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2024年)に比べて -67.5％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 45.5 坪 (昨年 80.7 坪から -43.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。伝法駅、千鳥橋駅、西九条駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは伝法駅で昨年に比べ +36.2 ％、坪単価は 73.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(伝法駅)は +36.2 ％(坪単価 +19.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(九条駅)は -6.3 ％(坪単価 -12.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.5 ％ → 2025年 7.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 9.4 分 → 2025年 10.4 分、+10.2 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西九条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 227万円/坪(68.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +28.9％( +50.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伝法駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.0万円/坪(22.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +36.2％( +19.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 阪神なんば線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 出来島駅 | - | 56.3万/坪 (138坪) | 66.8万/坪 (201坪) |
| 福駅 | - | 35.8万/坪 (47.6坪) | 65.0万/坪 (114坪) |
| 伝法駅 | 73.0万/坪 (23.6坪) | 53.6万/坪 (26.5坪) | 67.8万/坪 (22.7坪) |
| 千鳥橋駅 | 117万/坪 (82.8坪) | 87.0万/坪 (60.5坪) | 91.8万/坪 (32.8坪) |
| 西九条駅 | 227万/坪 (31.8坪) | 176万/坪 (39.3坪) | 72.5万/坪 (22.3坪) |
| 九条駅 | 178万/坪 (32.5坪) | 190万/坪 (48.6坪) | 207万/坪 (78.7坪) |
| ドーム前駅 | - | - | - |
| 桜川駅 | - | 269万/坪 (244坪) | 118万/坪 (34.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伝法駅 73.0 万/坪(昨年同期比 +36.2 ％)
伝法駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.0万円/坪(22.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +36.2％( +19.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 23.6 坪 (昨年 26.5 坪から -10.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 14.8 分 → 2025年 11.4 分、-22.7 ％と大きく減少)
九条駅 178.0 万/坪(昨年同期比 -6.3 ％)
九条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 178万円/坪(53.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -6.3％( -12.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 32.5 坪 (昨年 48.6 坪から -33.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.3 分 → 2025年 6.5 分、+22.6 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示