【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年4月〜6月期の近鉄南大阪線 (大阪阿部野橋駅～上ノ太子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.8万円/坪(9.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -42.7％( -24.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 36 件(１年前(2024年)に比べて -7.7％( -3件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 75.0 坪 (昨年 48.9 坪から +53.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。道明寺駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは道明寺駅で昨年に比べ +38.9 ％、坪単価は 41.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(道明寺駅、藤井寺駅)は +17.8 ％(坪単価 +5.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(古市駅、高見ノ里駅)は -68.0 ％(坪単価 -32.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.6 ％ → 2025年 2.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 12.8 ％ → 2025年 5.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北田辺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.8万円/坪(27.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -20.6％( -23.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった古市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -93.6％( -48.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄南大阪線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪阿部野橋駅 | - | - | - |
| 河堀口駅 | - | - | - |
| 北田辺駅 | 91.8万/坪 (27.2坪) | 116万/坪 (30.3坪) | 90.5万/坪 (28.7坪) |
| 今川駅 | - | 109万/坪 (43.9坪) | - |
| 針中野駅 | - | 138万/坪 (39.3坪) | 82.9万/坪 (68.7坪) |
| 矢田駅 | 43.0万/坪 (21.2坪) | 44.6万/坪 (63.0坪) | 44.4万/坪 (39.7坪) |
| 河内天美駅 | 51.6万/坪 (44.9坪) | 60.8万/坪 (38.7坪) | 68.2万/坪 (43.1坪) |
| 布忍駅 | 32.3万/坪 (39.3坪) | - | - |
| 高見ノ里駅 | 22.6万/坪 (27.2坪) | 39.2万/坪 (22.7坪) | 66.1万/坪 (30.3坪) |
| 河内松原駅 | 30.1万/坪 (55.3坪) | 39.7万/坪 (37.1坪) | 31.7万/坪 (127坪) |
| 恵我ノ荘駅 | 33.1万/坪 (157坪) | 43.4万/坪 (36.3坪) | 32.7万/坪 (93.3坪) |
| 高鷲駅 | 35.6万/坪 (39.3坪) | 54.1万/坪 (46.4坪) | 26.4万/坪 (34.8坪) |
| 藤井寺駅 | 48.5万/坪 (65.0坪) | 50.2万/坪 (87.3坪) | 36.0万/坪 (116坪) |
| 土師ノ里駅 | 25.5万/坪 (66.6坪) | 43.1万/坪 (34.8坪) | 26.0万/坪 (42.4坪) |
| 道明寺駅 | 41.3万/坪 (24.2坪) | 29.8万/坪 (60.5坪) | - |
| 古市駅 | 3.3万/坪 (278坪) | 51.9万/坪 (47.6坪) | 24.3万/坪 (104坪) |
| 駒ケ谷駅 | 8.7万/坪 (127坪) | - | - |
| 上ノ太子駅 | 5.1万/坪 (81.7坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
道明寺駅 41.3 万/坪(昨年同期比 +38.9 ％)
道明寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +38.9％( +11.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 60.5 坪から -60.0 ％減)。
藤井寺駅 48.5 万/坪(昨年同期比 -3.3 ％)
藤井寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.5万円/坪(14.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -3.3％( -1.7万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 87.3 坪から -25.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.4 分 → 2025年 18.3 分、+27.1 ％と大きく増加)
古市駅 3.3 万/坪(昨年同期比 -93.6 ％)
古市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -93.6％( -48.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 278.3 坪 (昨年 47.6 坪から +484.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.5 分 → 2025年 21.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
高見ノ里駅 22.6 万/坪(昨年同期比 -42.4 ％)
高見ノ里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.6万円/坪(6.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -42.4％( -16.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 22.7 坪から +20.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.3 分 → 2025年 3.0 分、-73.5 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示