【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期のJR信越本線 (直江津駅～新潟駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.6万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +19.7％( +2.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 111 件(１年前(2023年)に比べて -51.1％( -116件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.3 坪 (昨年 97.0 坪から -13.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。直江津駅、見附駅、東三条駅、羽生田駅、さつき野駅、亀田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三条駅で昨年に比べ +149.1 ％、坪単価は 11.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(三条駅、直江津駅)は +114.4 ％(坪単価 +6.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(押切駅、柏崎駅)は -49.9 ％(坪単価 -4.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 35.7 分 → 2024年 28.8 分、-19.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.8 ％ → 2024年 3.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新潟駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.6万円/坪(9.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +15.4％( +4.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2023年)に比べて -48.9％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -21.1％( -0.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -58.8％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR信越本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 直江津駅 | 11.7万/坪 (82.5坪) | 6.5万/坪 (93.9坪) | 8.0万/坪 (106坪) |
| 黒井駅 | 3.4万/坪 (116坪) | 4.3万/坪 (110坪) | 5.7万/坪 (227坪) |
| 犀潟駅 | - | 1.5万/坪 (12.1坪) | 3.2万/坪 (144坪) |
| 土底浜駅 | - | 3.2万/坪 (139坪) | 5.3万/坪 (92.3坪) |
| 潟町駅 | - | 3.1万/坪 (126坪) | - |
| 上下浜駅 | - | 1.8万/坪 (194坪) | - |
| 柿崎駅 | - | 0.4万/坪 (56.0坪) | 4.3万/坪 (161坪) |
| 米山駅 | - | - | - |
| 笠島駅 | - | - | - |
| 鯨波駅 | - | 2.8万/坪 (63.5坪) | - |
| 柏崎駅 | 6.1万/坪 (146坪) | 11.0万/坪 (111坪) | 8.1万/坪 (62.5坪) |
| 茨目駅 | 6.9万/坪 (90.8坪) | 9.2万/坪 (54.5坪) | 7.1万/坪 (90.2坪) |
| 安田駅 | - | - | - |
| 北条駅 | - | - | - |
| 越後広田駅 | - | 1.5万/坪 (56.3坪) | - |
| 長鳥駅 | - | - | - |
| 塚山駅 | - | 0.25万/坪 (19.7坪) | 1.0万/坪 (134坪) |
| 越後岩塚駅 | - | - | - |
| 来迎寺駅 | 5.0万/坪 (54.5坪) | 8.5万/坪 (86.2坪) | 3.7万/坪 (101坪) |
| 前川駅 | - | - | - |
| 宮内駅 | 12.8万/坪 (52.9坪) | 14.2万/坪 (76.4坪) | 7.8万/坪 (101坪) |
| 長岡駅 | 13.3万/坪 (84.5坪) | 12.1万/坪 (104坪) | 13.8万/坪 (85.1坪) |
| 北長岡駅 | 6.5万/坪 (41.6坪) | - | 13.8万/坪 (76.5坪) |
| 押切駅 | 3.5万/坪 (48.4坪) | 7.8万/坪 (33.3坪) | - |
| 見附駅 | 10.0万/坪 (55.1坪) | 5.7万/坪 (88.6坪) | 9.2万/坪 (60.2坪) |
| 帯織駅 | - | 0.5万/坪 (33.3坪) | 9.5万/坪 (66.6坪) |
| 東光寺駅 | 4.4万/坪 (75.6坪) | 5.5万/坪 (363坪) | 2.2万/坪 (233坪) |
| 三条駅 | 11.5万/坪 (66.9坪) | 4.6万/坪 (107坪) | 6.0万/坪 (143坪) |
| 東三条駅 | 7.7万/坪 (89.2坪) | 5.9万/坪 (112坪) | 8.5万/坪 (56.9坪) |
| 保内駅 | - | - | 8.7万/坪 (424坪) |
| 加茂駅 | - | 4.2万/坪 (72.0坪) | 8.3万/坪 (139坪) |
| 羽生田駅 | 5.3万/坪 (39.3坪) | 3.8万/坪 (68.1坪) | 0.8万/坪 (121坪) |
| 田上駅 | - | - | - |
| 矢代田駅 | 5.4万/坪 (118坪) | 5.7万/坪 (49.2坪) | 6.3万/坪 (74.7坪) |
| 古津駅 | - | - | 4.0万/坪 (185坪) |
| 新津駅 | 11.6万/坪 (42.4坪) | 13.9万/坪 (89.2坪) | 8.7万/坪 (71.3坪) |
| さつき野駅 | 11.8万/坪 (136坪) | 9.3万/坪 (157坪) | 11.3万/坪 (60.0坪) |
| 荻川駅 | 11.4万/坪 (116坪) | 20.5万/坪 (127坪) | 11.8万/坪 (169坪) |
| 亀田駅 | 23.2万/坪 (85.2坪) | 16.4万/坪 (86.6坪) | 11.2万/坪 (158坪) |
| 越後石山駅 | 24.9万/坪 (39.3坪) | 21.7万/坪 (56.7坪) | 26.6万/坪 (79.7坪) |
| 新潟駅 | 29.6万/坪 (79.0坪) | 25.7万/坪 (96.3坪) | 32.1万/坪 (71.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三条駅 11.5 万/坪(昨年同期比 +149.1 ％)
三条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.5万円/坪(3.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +149.1％( +6.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 66.9 坪 (昨年 106.9 坪から -37.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 14.7 分 → 2024年 12.2 分、-16.8 ％と減少)
直江津駅 11.7 万/坪(昨年同期比 +79.7 ％)
直江津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.7万円/坪(3.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +79.7％( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -18.2％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 82.5 坪 (昨年 93.9 坪から -12.1 ％減)。
押切駅 3.5 万/坪(昨年同期比 -55.0 ％)
押切駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -55.0％( -4.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 33.3 坪から +45.5 ％増)。
柏崎駅 6.1 万/坪(昨年同期比 -44.7 ％)
柏崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.1万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -44.7％( -4.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 146.1 坪 (昨年 110.9 坪から +31.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.7 分 → 2024年 18.8 分、+76.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示