【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期の東京メトロ有楽町線 (地下鉄成増駅～新木場駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 273万円/坪(82.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +15.7％( +37.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて +16.7％( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 82.2 坪 (昨年 31.8 坪から +158.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。地下鉄赤塚駅、小竹向原駅、千川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは地下鉄赤塚駅で昨年に比べ +83.8 ％、坪単価は 224 万円/坪となった。
上位 2 駅(地下鉄赤塚駅、小竹向原駅)は +59.5 ％(坪単価 +82.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(池袋駅、氷川台駅)は -24.3 ％(坪単価 -66.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 ％ → 2024年 9.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.2 分 → 2024年 7.8 分、+25.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.8 ％ → 2024年 23.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった護国寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 368万円/坪(111万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +11.3％( +37.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった氷川台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(44.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -21.8％( -41.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 東京メトロ有楽町線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 地下鉄成増駅 | - | - | - |
| 地下鉄赤塚駅 | 224万/坪 (84.7坪) | 122万/坪 (19.7坪) | 176万/坪 (22.7坪) |
| 平和台駅 | 235万/坪 (29.5坪) | - | - |
| 氷川台駅 | 149万/坪 (131坪) | 190万/坪 (35.5坪) | 173万/坪 (41.3坪) |
| 小竹向原駅 | 244万/坪 (73.8坪) | 181万/坪 (28.4坪) | 159万/坪 (61.3坪) |
| 千川駅 | 327万/坪 (51.2坪) | 257万/坪 (25.7坪) | 168万/坪 (31.8坪) |
| 要町駅 | 288万/坪 (20.4坪) | 276万/坪 (26.2坪) | 331万/坪 (19.7坪) |
| 池袋駅 | 251万/坪 (87.7坪) | 343万/坪 (40.8坪) | 258万/坪 (16.6坪) |
| 東池袋駅 | - | - | 278万/坪 (75.6坪) |
| 護国寺駅 | 368万/坪 (258坪) | 331万/坪 (18.2坪) | 146万/坪 (28.7坪) |
| 江戸川橋駅 | - | - | - |
| 飯田橋駅 | - | - | - |
| 市ケ谷駅 | - | 489万/坪 (34.8坪) | - |
| 麹町駅 | - | - | - |
| 永田町駅 | - | - | - |
| 銀座一丁目駅 | - | - | - |
| 新富町駅 | - | - | - |
| 月島駅 | - | 407万/坪 (19.7坪) | - |
| 豊洲駅 | - | - | 401万/坪 (22.7坪) |
| 辰巳駅 | - | - | - |
| 新木場駅 | - | 123万/坪 (50.4坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
地下鉄赤塚駅 224.3 万/坪(昨年同期比 +83.8 ％)
地下鉄赤塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 224万円/坪(67.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +83.8％( +102.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 19.7 坪から +330.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.0 分 → 2024年 2.0 分、-75.0 ％と大きく減少)
小竹向原駅 244.1 万/坪(昨年同期比 +35.2 ％)
小竹向原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 244万円/坪(73.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +35.2％( +63.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 73.8 坪 (昨年 28.4 坪から +160.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.2 分 → 2024年 9.6 分、+82.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 20.0 ％)
池袋駅 250.8 万/坪(昨年同期比 -26.8 ％)
池袋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 251万円/坪(75.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -26.8％( -92.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 40.8 坪から +114.8 ％増)。
氷川台駅 148.5 万/坪(昨年同期比 -21.8 ％)
氷川台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(44.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -21.8％( -41.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 130.8 坪 (昨年 35.5 坪から +268.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.0 分 → 2024年 5.0 分、-44.4 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示