【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期の都電荒川線 (三ノ輪橋駅～早稲田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 270万円/坪(81.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +51.7％( +92.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2023年)に比べて +9.1％( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 37.6 坪 (昨年 70.8 坪から -47.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。滝野川一丁目駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは荒川一中前駅で昨年に比べ +183.6 ％、坪単価は 216 万円/坪となった。
上位 2 駅(荒川一中前駅、梶原駅)は +178.7 ％(坪単価 +146.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東尾久三丁目駅、早稲田駅)は -20.1 ％(坪単価 -29.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 4.5 分 → 2024年 3.8 分、-13.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 45.5 ％ → 2024年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 ％ → 2024年 16.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった早稲田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 414万円/坪(125万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +1.1％( +4.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東尾久三丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.7万円/坪(27.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -41.2％( -62.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 都電荒川線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三ノ輪橋駅 | - | - | - |
| 荒川一中前駅 | 216万/坪 (69.6坪) | 76.0万/坪 (30.3坪) | 176万/坪 (22.7坪) |
| 荒川区役所前駅 | - | 126万/坪 (15.1坪) | - |
| 荒川二丁目駅 | - | 116万/坪 (169坪) | 224万/坪 (31.8坪) |
| 荒川七丁目駅 | - | - | - |
| 町屋駅前駅 | - | - | - |
| 町屋二丁目駅 | - | - | - |
| 東尾久三丁目駅 | 89.7万/坪 (21.2坪) | 153万/坪 (78.7坪) | 259万/坪 (18.2坪) |
| 熊野前駅 | 362万/坪 (50.7坪) | 172万/坪 (34.8坪) | 132万/坪 (18.2坪) |
| 宮ノ前駅 | 165万/坪 (109坪) | - | 123万/坪 (36.8坪) |
| 小台駅 | 208万/坪 (30.3坪) | - | 203万/坪 (32.9坪) |
| 荒川遊園地前駅 | 214万/坪 (25.7坪) | - | 107万/坪 (12.1坪) |
| 荒川車庫前駅 | - | - | - |
| 梶原駅 | 241万/坪 (15.9坪) | 88.2万/坪 (13.6坪) | - |
| 栄町駅 | - | - | - |
| 飛鳥山駅 | - | - | - |
| 滝野川一丁目駅 | 317万/坪 (15.1坪) | 294万/坪 (37.8坪) | - |
| 西ケ原四丁目駅 | - | - | - |
| 新庚申塚駅 | - | - | - |
| 庚申塚駅 | - | - | - |
| 巣鴨新田駅 | - | - | - |
| 向原駅 | - | - | - |
| 東池袋四丁目駅 | - | - | - |
| 都電雑司ケ谷駅 | - | - | - |
| 鬼子母神前駅 | - | - | - |
| 学習院下駅 | - | - | - |
| 面影橋駅 | - | - | - |
| 早稲田駅 | 414万/坪 (23.4坪) | 409万/坪 (24.2坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
荒川一中前駅 215.6 万/坪(昨年同期比 +183.6 ％)
荒川一中前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 216万円/坪(65.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +183.6％( +139.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 30.3 坪から +130.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 2.0 分 → 2024年 3.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
梶原駅 241.3 万/坪(昨年同期比 +173.7 ％)
梶原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 241万円/坪(73.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +173.7％( +153.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 15.9 坪 (昨年 13.6 坪から +16.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 4.0 分 → 2024年 2.5 分、-37.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
東尾久三丁目駅 89.7 万/坪(昨年同期比 -41.2 ％)
東尾久三丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.7万円/坪(27.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -41.2％( -62.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 21.2 坪 (昨年 78.7 坪から -73.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 1.0 分 → 2024年 3.0 分、+200.0 ％と大きく増加)
早稲田駅 413.5 万/坪(昨年同期比 +1.1 ％)
早稲田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 414万円/坪(125万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +1.1％( +4.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 23.4 坪 (昨年 24.2 坪から -3.1 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示