【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期の近鉄鳥羽線 (宇治山田駅~鳥羽駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.1万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +3.1%( +0.9万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 40 件(1年前(2023年)に比べて +48.1%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.2年(昨年 42.8年から -6.1 %減)。平均土地面積は 70.1 坪 (昨年 106.2 坪から -34.0 %減)。平均建物面積は 32.8 坪 (昨年 48.2 坪から -32.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。鳥羽駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは鳥羽駅で昨年に比べ +94.2 %、坪単価は 27.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(鳥羽駅)は +94.2 %(坪単価 +13.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(五十鈴川駅)は -10.3 %(坪単価 -4.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 73.9 % → 2024年 57.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.7 % → 2024年 37.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 % → 2024年 5.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五十鈴川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.4万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -10.3%( -4.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宇治山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.0万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +1.0%( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて +21.4%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄鳥羽線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 宇治山田駅 | 21.0万/坪 (41.0年/66.6坪) | 20.8万/坪 (46.0年/119坪) | 33.7万/坪 (33.2年/101坪) |
| 五十鈴川駅 | 40.4万/坪 (40.2年/80.6坪) | 45.0万/坪 (39.0年/66.4坪) | 31.1万/坪 (36.1年/66.6坪) |
| 朝熊駅 | - | - | 9.8万/坪 (39.1年/161坪) |
| 池の浦駅 | - | 15.9万/坪 (49.8年/299坪) | 12.0万/坪 (54.8年/66.6坪) |
| 鳥羽駅 | 27.7万/坪 (36.5年/43.9坪) | 14.3万/坪 (35.8年/126坪) | 53.5万/坪 (26.9年/233坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鳥羽駅 27.7 万/坪(昨年同期比 +94.2 %)
鳥羽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.7万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +94.2%( +13.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.5年(昨年 35.8年から +2.1 %増)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 126.3 坪から -65.3 %減)。平均建物面積は 17.8 坪 (昨年 95.3 坪から -81.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 63.5 分 → 2024年 10.4 分、-83.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 50.0 %)
五十鈴川駅 40.4 万/坪(昨年同期比 -10.3 %)
五十鈴川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.4万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -10.3%( -4.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.2年(昨年 39.0年から +3.3 %増)。平均土地面積は 80.6 坪 (昨年 66.4 坪から +21.4 %増)。平均建物面積は 33.0 坪 (昨年 33.8 坪から -2.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 21.4 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 7.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示