【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR姫新線 (美作土居駅～新見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.7万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +49.7％( +12.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて -86.3％( -107件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.6年(昨年 36.3年から +0.9 ％増)。平均土地面積は 137.2 坪 (昨年 127.5 坪から +7.6 ％増)。平均建物面積は 51.0 坪 (昨年 45.6 坪から +11.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。美作追分駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは津山駅で昨年に比べ +129.0 ％、坪単価は 89.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(津山駅、美作追分駅)は +75.3 ％(坪単価 +26.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(勝間田駅、美作落合駅)は -76.6 ％(坪単価 -9.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 51.5 分 → 2025年 37.6 分、-27.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.3 ％ → 2025年 20.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 40.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.3万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +129.0％( +50.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -86.2％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった勝間田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.17万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -96.0％( -13.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR姫新線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 美作土居駅 | - | 19.2万/坪 (29.5年/141坪) | 18.6万/坪 (0年/484坪) |
| 美作江見駅 | - | 4.0万/坪 (40.5年/136坪) | 31.6万/坪 (0年/179坪) |
| 楢原駅 | - | 8.5万/坪 (43.4年/129坪) | 5.0万/坪 (47.5年/76.4坪) |
| 林野駅 | 10.4万/坪 (54.7年/250坪) | 12.3万/坪 (45.8年/169坪) | 8.8万/坪 (36.8年/202坪) |
| 勝間田駅 | 0.6万/坪 (62.0年/109坪) | 13.7万/坪 (36.1年/115坪) | 28.3万/坪 (37.2年/168坪) |
| 西勝間田駅 | - | - | - |
| 美作大崎駅 | - | - | - |
| 東津山駅 | 54.7万/坪 (18.5年/110坪) | 92.4万/坪 (30.8年/59.0坪) | 47.1万/坪 (38.7年/139坪) |
| 津山駅 | 89.3万/坪 (19.5年/119坪) | 39.0万/坪 (30.8年/79.1坪) | 40.8万/坪 (28.9年/83.3坪) |
| 院庄駅 | 9.7万/坪 (37.0年/97.6坪) | 20.0万/坪 (29.2年/105坪) | 37.9万/坪 (18.4年/150坪) |
| 美作千代駅 | - | - | 52.2万/坪 (23.5年/54.5坪) |
| 坪井駅 | - | - | - |
| 美作追分駅 | 12.8万/坪 (78.1年/87.7坪) | 10.5万/坪 (29.3年/206坪) | 33.1万/坪 (25.3年/90.8坪) |
| 美作落合駅 | 4.5万/坪 (34.0年/186坪) | 10.5万/坪 (41.1年/165坪) | 8.8万/坪 (40.6年/145坪) |
| 古見駅 | - | - | - |
| 久世駅 | - | 26.4万/坪 (44.0年/163坪) | 39.2万/坪 (39.4年/46.0坪) |
| 中国勝山駅 | - | 17.1万/坪 (33.4年/140坪) | 22.1万/坪 (32.6年/114坪) |
| 月田駅 | - | 0.9万/坪 (52.5年/575坪) | 9.9万/坪 (26.3年/175坪) |
| 富原駅 | - | - | - |
| 刑部駅 | - | 3.7万/坪 (38.0年/134坪) | 1.7万/坪 (0年/75.6坪) |
| 丹治部駅 | - | - | - |
| 岩山駅 | - | - | - |
| 新見駅 | 14.7万/坪 (29.5年/61.3坪) | 32.1万/坪 (34.0年/74.6坪) | 14.0万/坪 (45.5年/77.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
津山駅 89.3 万/坪(昨年同期比 +129.0 ％)
津山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.3万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +129.0％( +50.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -86.2％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 30.8年から -36.7 ％減)。平均土地面積は 118.7 坪 (昨年 79.1 坪から +50.0 ％増)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 37.2 坪から +15.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.8 年 → 2025年 19.5 年、-36.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 18.2 ％ → 2025年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.9 ％ → 2025年 75.0 ％)
美作追分駅 12.8 万/坪(昨年同期比 +21.5 ％)
美作追分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +21.5％( +2.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 78.1年(昨年 29.3年から +166.6 ％増)。平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 205.7 坪から -57.4 ％減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 69.6 坪から -69.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 29.3 年 → 2025年 78.1 年、+166.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 24.0 分 → 2025年 120.0 分、+400.0 ％と大きく増加)
勝間田駅 0.6 万/坪(昨年同期比 -96.0 ％)
勝間田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.17万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -96.0％( -13.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 62.0年(昨年 36.1年から +71.9 ％増)。平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 114.7 坪から -5.1 ％減)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 52.2 坪から +4.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 66.0 分 → 2025年 6.0 分、-90.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 36.1 年 → 2025年 62.0 年、+71.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 42.9 ％ → 2025年 100.0 ％)
美作落合駅 4.5 万/坪(昨年同期比 -57.2 ％)
美作落合駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.5万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -57.2％( -6.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 41.1年から -17.2 ％減)。平均土地面積は 186.0 坪 (昨年 165.4 坪から +12.5 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 50.2 坪から -33.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 41.1 年 → 2025年 34.0 年、-17.2 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 84.0 分 → 2025年 22.0 分、-73.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示