【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR岩徳線 (岩国駅～櫛ケ浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.6万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -14.3％( -7.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 56 件(１年前(2024年)に比べて -67.8％( -118件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.1年(昨年 29.8年から -5.7 ％減)。平均土地面積は 75.5 坪 (昨年 86.2 坪から -12.4 ％減)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 49.8 坪から -17.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。周防高森駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは生野屋駅で昨年に比べ +121.0 ％、坪単価は 71.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(生野屋駅、周防高森駅)は +107.8 ％(坪単価 +30.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大河内駅、周防久保駅)は -76.3 ％(坪単価 -20.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.6 ％ → 2025年 6.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 39.0 ％ → 2025年 34.0 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 17.6 ％ → 2025年 12.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 6.4 ％ → 2025年 1.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった生野屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.6万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +121.0％( +39.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -69.2％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大河内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.29万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -91.2％( -10.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR岩徳線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岩国駅 | 48.9万/坪 (32.1年/76.9坪) | 59.2万/坪 (30.8年/70.0坪) | 76.3万/坪 (22.5年/77.3坪) |
| 西岩国駅 | 41.4万/坪 (30.3年/70.7坪) | 52.4万/坪 (24.7年/57.0坪) | 52.6万/坪 (14.3年/75.6坪) |
| 川西駅 | - | 144万/坪 (14.9年/94.3坪) | 30.3万/坪 (32.6年/52.4坪) |
| 柱野駅 | - | - | - |
| 欽明路駅 | - | - | - |
| 玖珂駅 | - | 50.2万/坪 (22.1年/70.0坪) | 82.6万/坪 (18.6年/107坪) |
| 周防高森駅 | 45.1万/坪 (24.0年/69.6坪) | 23.2万/坪 (43.4年/159坪) | 18.8万/坪 (37.4年/72.9坪) |
| 米川駅 | - | 6.8万/坪 (70.6年/240坪) | 6.3万/坪 (43.0年/78.7坪) |
| 高水駅 | - | 21.2万/坪 (33.8年/95.7坪) | 9.3万/坪 (37.4年/143坪) |
| 勝間駅 | 13.2万/坪 (44.5年/73.4坪) | 18.7万/坪 (45.7年/81.7坪) | 25.8万/坪 (32.8年/80.9坪) |
| 大河内駅 | 1.0万/坪 (50.0年/124坪) | 11.0万/坪 (42.3年/105坪) | 26.6万/坪 (30.5年/82.6坪) |
| 周防久保駅 | 19.4万/坪 (33.8年/103坪) | 50.4万/坪 (28.8年/93.4坪) | 41.1万/坪 (28.2年/82.1坪) |
| 生野屋駅 | 71.6万/坪 (18.9年/65.0坪) | 32.4万/坪 (38.3年/72.1坪) | 17.8万/坪 (48.3年/65.0坪) |
| 周防花岡駅 | 49.9万/坪 (24.9年/79.3坪) | 81.0万/坪 (17.8年/92.8坪) | 97.1万/坪 (10.4年/56.9坪) |
| 櫛ケ浜駅 | 61.4万/坪 (24.7年/64.2坪) | 54.5万/坪 (34.3年/96.6坪) | 67.7万/坪 (27.6年/79.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
生野屋駅 71.6 万/坪(昨年同期比 +121.0 ％)
生野屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.6万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +121.0％( +39.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -69.2％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 38.3年から -50.6 ％減)。平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 72.1 坪から -9.8 ％減)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 36.7 坪から -10.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 38.3 年 → 2025年 18.9 年、-50.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 22.2 分 → 2025年 18.8 分、-15.4 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 25.0 ％)
周防高森駅 45.1 万/坪(昨年同期比 +94.6 ％)
周防高森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.1万円/坪(13.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +94.6％( +21.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 43.4年から -44.7 ％減)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 159.1 坪から -56.3 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 34.0 坪から -2.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 43.4 年 → 2025年 24.0 年、-44.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
大河内駅 1.0 万/坪(昨年同期比 -91.2 ％)
大河内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.29万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -91.2％( -10.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.0年(昨年 42.3年から +18.2 ％増)。平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 105.1 坪から +18.0 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 28.7 坪から +10.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 40.8 分 → 2025年 10.5 分、-74.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 42.3 年 → 2025年 50.0 年、+18.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
周防久保駅 19.4 万/坪(昨年同期比 -61.4 ％)
周防久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.4万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -61.4％( -31.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 28.8年から +17.2 ％増)。平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 93.4 坪から +10.1 ％増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 65.7 坪から -46.3 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 28.8 年 → 2025年 33.8 年、+17.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 61.1 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示