【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期のJR身延線 (富士駅～稲子駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.9万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +9.1％( +4.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 92 件(１年前(2020年)に比べて +53.3％( +32件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.7年(昨年 19.6年から +5.2 ％増)。平均土地面積は 83.8 坪 (昨年 83.4 坪から +0.4 ％増)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 39.5 坪から +12.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。富士宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西富士宮駅で昨年に比べ +140.5 ％、坪単価は 80.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(西富士宮駅)は +140.5 ％(坪単価 +46.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(富士根駅)は -39.2 ％(坪単価 -30.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 21.8 ％ → 2021年 20.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 30.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 38.2 ％ → 2021年 32.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西富士宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.0万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +140.5％( +46.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった富士根駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.1万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -39.2％( -30.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR身延線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 富士駅 | 60.0万/坪 (18.9年/88.6坪) | 61.6万/坪 (15.6年/64.0坪) | 51.4万/坪 (21.6年/99.0坪) |
| 柚木駅 | - | - | - |
| 竪堀駅 | - | - | - |
| 入山瀬駅 | - | 71.9万/坪 (0.25年/49.9坪) | 54.6万/坪 (25.8年/162坪) |
| 富士根駅 | 47.1万/坪 (18.5年/54.8坪) | 77.5万/坪 (6.3年/62.0坪) | 41.9万/坪 (24.3年/127坪) |
| 源道寺駅 | 64.4万/坪 (24.8年/44.6坪) | 85.9万/坪 (0.25年/65.5坪) | 52.2万/坪 (24.3年/71.1坪) |
| 富士宮駅 | 57.0万/坪 (23.9年/85.9坪) | 35.4万/坪 (31.0年/122坪) | 47.2万/坪 (24.7年/135坪) |
| 西富士宮駅 | 80.0万/坪 (5.6年/50.9坪) | 33.2万/坪 (34.9年/61.5坪) | 34.8万/坪 (21.5年/65.8坪) |
| 沼久保駅 | - | - | - |
| 芝川駅 | - | 11.6万/坪 (12.3年/303坪) | - |
| 稲子駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西富士宮駅 80.0 万/坪(昨年同期比 +140.5 ％)
西富士宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.0万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +140.5％( +46.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 5.6年(昨年 34.9年から -84.0 ％減)。平均土地面積は 50.9 坪 (昨年 61.5 坪から -17.2 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 28.7 坪から +31.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 34.9 年 → 2021年 5.6 年、-84.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.0 分 → 2021年 16.0 分、-46.7 ％と大きく減少)
富士根駅 47.1 万/坪(昨年同期比 -39.2 ％)
富士根駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.1万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -39.2％( -30.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 6.3年から +195.9 ％増)。平均土地面積は 54.8 坪 (昨年 62.0 坪から -11.6 ％減)。平均建物面積は 28.4 坪 (昨年 32.5 坪から -12.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 17.0 分 → 2021年 11.3 分、-33.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 6.3 年 → 2021年 18.5 年、+195.9 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示