【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の弘南鉄道弘南線 (弘前駅～黒石駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.5万円/坪(10.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -14.3％( -5.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 30 件(１年前(2023年)に比べて -26.8％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 23.8年から +22.0 ％増)。平均土地面積は 129.2 坪 (昨年 109.0 坪から +18.5 ％増)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 58.1 坪から -22.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。黒石駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは黒石駅で昨年に比べ +80.4 ％、坪単価は 28.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(黒石駅)は +80.4 ％(坪単価 +12.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(平賀駅)は -84.5 ％(坪単価 -99.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 39.5 ％ → 2024年 32.1 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.4 ％ → 2024年 3.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.8 年 → 2024年 29.0 年、+22.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.1 ％ → 2024年 35.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.7 ％ → 2024年 21.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった弘前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.8万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -21.3％( -9.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -45.2％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった平賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.4万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -84.5％( -99.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 弘南鉄道弘南線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 弘前駅 | 35.8万/坪 (28.0年/94.2坪) | 45.5万/坪 (21.5年/107坪) | 43.4万/坪 (24.8年/102坪) |
| 弘前東高前駅 | 90.9万/坪 (1.0年/40.8坪) | - | - |
| 運動公園前駅 | - | - | - |
| 新里駅 | - | 32.2万/坪 (22.5年/119坪) | - |
| 館田駅 | - | - | - |
| 平賀駅 | 18.4万/坪 (32.0年/204坪) | 118万/坪 (0年/69.6坪) | 64.2万/坪 (9.3年/64.0坪) |
| 柏農高校前駅 | - | - | - |
| 津軽尾上駅 | 52.0万/坪 (20.3年/90.8坪) | - | 6.4万/坪 (48.0年/151坪) |
| 田んぼアート駅 | - | - | - |
| 田舎館駅 | - | - | |
| 境松駅 | - | - | - |
| 黒石駅 | 28.0万/坪 (32.0年/301坪) | 15.6万/坪 (36.9年/131坪) | 21.2万/坪 (37.0年/111坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
黒石駅 28.0 万/坪(昨年同期比 +80.4 ％)
黒石駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.0万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +80.4％( +12.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 36.9年から -13.1 ％減)。平均土地面積は 301.5 坪 (昨年 130.8 坪から +130.4 ％増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 83.5 坪から -34.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 36.9 年 → 2024年 32.0 年、-13.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 21.5 分 → 2024年 6.3 分、-70.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
平賀駅 18.4 万/坪(昨年同期比 -84.5 ％)
平賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.4万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -84.5％( -99.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 204.5 坪 (昨年 69.6 坪から +193.9 ％増)。平均建物面積は 46.6 坪 (昨年 21.2 坪から +120.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.0 分 → 2024年 38.6 分、+328.9 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示